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あめ、アメ、雨。

作者: ひじり

朝起きたら雨が降っていたので、なんとなく書いてみました。

――今日もあなたは空を見上げていますか?

今の私と同じように空を見上げていますか?この青い空を、どこまでも続く青い空を見上げては

あの頃と同じようにぼやいているのでしょうか。


――今日も君は空を見上げているのだろうか。

あの頃の君と同じように、この暗雲の立ち込める空を、どこまで行っても暗い空を見上げては

あの頃と同じように笑っているのだろうか。


 僕はあの日から空を見るのをやめました、だって君を思い出してしまうから。

涙に濡れる君の顔を、あの悲しい表情を思い出してしまうから。

どうしてあんなことを言ったのだろうと、後悔してしまうから・・・・・・。


 私はあの日からずっと今でも空を見上げています、空を見上げてはあなたを思い出しています。

いつかもう一度、あなたとこうして空を見上げて笑い合える日がくると信じて。

 今でもずっとあなたが好きだから。


 僕から振っておいてなんだけど、僕は今でもあなたが好きです。

でも君はきっともう僕のことなんてとっくに忘れて他の男を好きになっているのでしょう。

だって僕は君にあんなにひどいことを言ったのだから。


――あなたが好きだから、空を見上げています、今日もこの空の下のどこかにいるあなたを思って。

――君が好きだけど、空を見ると辛いから、下を向いて歩こうと思います。

上を向くと涙が頬をつたって冷たいから。


 好きだから。

 好きだけど。

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