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RE≠CHARGE  作者: N=M
第1章
2/2

狩人と獣の|集会《セッション》

仄暗い洞窟の中。

見渡す限り 闇 闇 闇。

全てを包み込む闇の中で赤く光る閃光が煌く。

鈍い金属音と獣の様な生物の唸り声や人が叫ぶ声が入り雑じり洞窟内に響き渡る。






『嗚呼!!何でこんなに我獣(セルースト)が溢れてやがる!』

白髪が特徴的な細身の男が叫ぶ。

だがそれに呼応するのは男が我獣(セルースト)と呼んだ獣に似た生物以外にはいない。

『ガァァルゥゥーー』

『不味いなこりゃ…下級だからってこんなに居ちゃ』

男の周りには大小様々な獣が数十体群がってきていた。

男は自分が持つ長細い剣と銃に似た武器で牽制しながら後退していく。

だが洞窟内では中々思う様には動けずほぼこう着状態が続いていた。






男が戦っている我獣(セルースト)と呼ばれる獣はある時を境に誕生し、

人間が住む土地などに侵攻してきていた。

ただの獣だったら対処しようがあったのだが個体数が多く数が一向に減らないことや獣よりも

凶暴かつ特異な力を使う者もおり人類は土地の半分を失うほど減ってしまっていた。

そんな我獣(セルースト)に対抗するため人類は過去に滅んでしまった旧世界の遺産や知識などを

使い抗い狩人(ハンター)と呼ばれる職業が誕生した。

狩人(ハンター)自身も我獣(セルースト)と同じ特異な力法力(アートマン)と呼ばれる

力を使いこなし我獣や仇なすものを狩り生活していた。

ハンターでなくとも遺産に眠る法力を使えば普通の人であっても力を使うことは出来るが、

生活に必要な力を引き出す手段以外ではうまく扱えない。






数体の我獣と戦う白髪の男もまたハンターであり、

今現在は旧世界の遺産を求め遺跡に潜っている最中だった。

白髪の男の名はジン。

地下深くまで続く洞窟や建物の中にはまだ発掘されていない遺産などが眠っているが、

我獣などの危険が待ち受けており攻略には困難が生じる。




今ジンが潜っている遺跡は白の大地(アルブス)と呼ばれる人類が住まう土地の学術都市ロアという

町の付近にある比較的攻略されたベルガモンである。

今回の探索はハンター協会からの依頼でベルガモンの最下層にある我獣が出現する入口を発見、破壊が

目的である。

遺跡にいる我獣の強さはバラバラであり我獣が住まう黒の大地(アーテル)に近いほど強いと

されている。

そのためここベルガモンは黒の大地よりも距離があり、ある程度の実力があれば踏破可能な遺跡だ。


だがしかしジンは苦戦を強いられていた。

そもそもジンは最下層に着くまで協会からの依頼である入口の存在を否定していた。

基本的に入口は裂け目のようなもので何処に繋がっているのかは謎だが、

放置しておくと我獣が遺跡から出てしまい近隣の町に被害が出てしまう。

だからこそ協会はハンターにこの手の依頼を出し我獣の脅威から人々を守っている。


入口自体は大小様々な裂け目として溢れるが白の大地の中心に近いロアの付近では

あまり目撃例がなくジンもそう考えていた。

特に小さい裂け目ならばある程度経つとそのまま消えてしまうとハンター協会からも情報が出ている。

しかし今回の裂け目は規模があまりにも違い我獣が溢れ出てきてしまっていた。


『不味い…』

『このままじゃ遺跡から出ちまうな。爆薬でもあれば遺跡ごと潰せるんだが…。』

『小僧!!何を言っておる!久々にしごいてやろうかと来てみれば何をやっおる!!』

見るからに健康的な老人がジンに向かって歩いてくる。

『お!爺さん来たのか。何って…見ればわかるだろ。この状況を。』

目の前には裂け目からは我獣が次々に出現してきていた。

『こりゃまずいの~。完全に入口が開いとるわな』

『ああ。だからこの遺跡ごと潰そうかと考えた訳よ。』

『さすがにこの数は2人では捌ききれんからの。』

老人が決心した面持ちで告げる。

『分かった。勿体無いがここの遺跡は破棄しよう。ワシの本で遺跡の入口自体をつぶす。』

『いいのかよ爺さん。ここって学術研の管理のはずだろう?』

『背に腹は代えられんし、このままではロアにすら被害が及ぶ。後始末は何とかなるじゃろうて』

そういうと老人は一冊の厚い本を取り出し文字を指でなぞっていく。

『ほれジン。早よう逃げんと一緒にお陀仏だぞ。まぁお主は一回ぐらいは死んだ方が良いかもしれんがの。フォフォフォ』

『おいおい。爺さんそれは聞き捨てならねーな。ま取りあえず先に逃げるわ。』

ジンは出口に向かい猛スピードで駆けていく。





ジンが行くのを確認すると老人が持つ白い本からは眩い光が放たれる。

洞窟内に衝撃が伝わり裂け目がある最下層ごと順に崩れていく。

我獣を躱しながら先頭をきるジンにも先ほどの衝撃が伝わり背後から何かが迫ってくるのを感じる。

『やばい。このままじゃマジで死んじまう。あの爺さんはホントに手加減を知らねー。』

どんどん地上に戻るにつれて入口付近に光が指している。

『おおっ!!やっと出口か!!』

ジンは力を振り絞り走る速度を上げ一気に駆け上がり出口に到着した。

到着したと同時に洞窟が内部崩壊を起こし崩れていった。




『ふー。ぎりぎりセーフだな。』

『小僧。遅いのう』

先ほどまでジンよりも後ろに居るはずの老人がジンよりも先に出口に着いていた。

『うるせー。法力使って上ってきたんだろ?』

『年寄りに歩けというのか?酷い若者だのう?』

『大体最初から爺さんが依頼受けとけばこんな事にはならかったんだよ!!』

『まぁそういうな。ロアで夕飯でも御馳走してやるから。』

『おいっ!一緒に住んでるだろうが!この糞爺!!』

『報告しに戻るとしようかの。』

『おっおい。話聞けよーー。おいっ。爺さんーー』



夕日が落ちかけ崩壊した遺跡と二人を照らし出す。

二人の間では日常会話のようなやり取りをしながら帰路についた。






『実験はひとまず成功だ。』

『えっこれで成功?なんかちょっとしょぼくない?』

『何を言う!!ここから長距離での(ポルター)の制御がどれだけ難しのか分かっておるのか!!』

『だって人種の一人も殺せないなんてねーーww』

『確かに言われてみればそうか…。再度質量と#%$&**を再過程を練り直す必要があるか。』

『そうそう。僕たちには時間が沢山あるんだからねっ』


洞窟よりも暗く深淵に近い闇の中人ともいえぬ影の言葉が木霊する。

影は2つではなく幾つも闇に潜んでいる。

それは世界を絶望に導く闇。














使い方分からんw

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