◆登場人物紹介
◆ 王族
エリアス・ノイシュタット(第一王子)16歳
長い前髪に黒縁眼鏡の陰キャ気味な王子。
生まれつき「耳」が利き、一度聞いた声は忘れない。
自信を失っていたが、魔導研究部に加わり、仲間と共に歩み始める。
リチャード・ノイシュタット(第二王子)15歳
王立戦技演武部の指揮を執る。金髪のカリスマ的存在。
弟を従える強さと華やかさを持ち、学園で圧倒的な人気を誇る。
◆ 魔導研究部
アリア・ブランデン 15歳
辺境伯ブランデン家の令嬢。瓶底眼鏡をかけた発明家肌の部長。
幼少期から爆発に魅せられ、莫大な魔力を実験と研究で制御してきた。
魔法に関しては天才的だが、今のところ魔導研究の方に全力を注いでいる。
セリーヌ・ド・アルノー 15歳
新興貴族アルノー家の次女。宝石や衣料品の貿易で成功した家の出身。
美貌と気品を兼ね備え、部の外装デザインや流通・数字を担当。
見た目の華やかさと裏腹に、実務的な現実主義者。
レオポルト・フォン・ヴァレンシュタイン 15歳
名門ヴァレンシュタイン侯爵家の三男。ふわふわの金髪に強大な魔力を持つが、戦や剣には興味がない。
甘い物好きで、優しい性格。庶民目線での感覚を持ち、部員たちを和ませる存在。
◆ 周囲の人物
メイベル
元・王妃付きの侍女。現在はエリアスの世話を続ける。
王妃亡き後も、寄り添いすぎず「見守る」ことでエリアスを支えてきた。
エリザベト・ブランデン
アリアの母。現存する貴族夫人の中で最も美しいと囁かれる。
娘を陰ながら支え、舞踏会ではエリアスに言葉をかけた。
コンラート・ブランデン
アリアの兄。熊のように屈強で、発表会の場でも妹を頼もしげに見守っていた。
アリアの爆発で過去何度も眉毛を焼かれた被害者でもある。
ルドルフ公(学園長)
王立学園の長であり、国王の弟。
発表会では魔導研究部を支持し、「最もこの場にふさわしい発表だった」と公言して会場の流れを変えた。