表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/120

025 【呪文】

 俺が持ち込みアイテムを決めると、女神はなにも聞かず扉に手をかける。



『心の準備などと言っておれば、永遠にここから出れぬ』


 女神は逆光の祠の扉に手を掛けると、バッと勢いよく開いた。


「あぁ光が眩しい。そして涼風が心地いい」


 祠の外に出た。振り向くと、古めかしい、さびれた神社の祠だった。

 神社の祠なら、ここは山林の中かな。


 外から見た祠は小さなお堂のようで、観音開きの戸があった。

 すこし指で引っ張ってみたがビクともしない。


 女神の力で封じているんだろう。

 これで安心だな。

 ここが見つかったら、なんて案じる必要はないのだ。


 女神がおもむろに指さす。

 そして俺に言った。

 そこの道から、街道に出られる。進路は東だと

 街道を道なりに東へ行けば、宿場町へたどり着く。

 そこが今回のゲームフィールドとなる。


 人の足なら、30分ほどで到着する。

 忍者だから10分で到着できる。

 さらに女神はなにやら親切そうに伝えてきた。



『ゲームは基本、ノーヒントだが。伝えておくことがひとつ残っていた。グンのジョブは忍者だが、その状況確認をするための呪文を教えよう』


「じゅ……呪文。なんか怖そうだな」


『私のことばをなぞって唱えてみよ! ステータスオープン! と』


「はい。す、……ステータスオープンっ!」




 ◇


 ステータ・エンジンによる現状掌握。(ステータスの開示)




 ○名前・グン 

 ○性別・男 

 ○年齢・14歳

 ○ゲームフィールド・江戸時代


 ○ジョブ ・忍者  里に所属の少年忍者。


 ○体力  ・50  (旅人の大人40 子供20)

 ○攻撃力 ・20  (旅人の大人20 子供05)



「またこれか。何回見せりゃ気がすむんだよ。と思ったらなんか情報が増えとるやないか」



 ○装備武器・なし

 ○スキル ・現在異能力なし

 ○特技  ・忍術・いしつぶて命中率30 気配消し(ステルス)率50 



「え、特技……ものを投げると3回に1回は命中する感じ? そんでもって気配まで消せるんか! やっぱ忍者は買いだったな」



 ○所持品 ・葵の印籠

 ○所持金 ・3両 任務支度金  

      (1両=4,000文【女神エンジン】で両替可)

       鰻丼120杯分相当。



「なんかお金まで用意してもらってる。両替もできちゃうなんて万能メカじゃん」

 


  備考・鰻丼1杯100文 寿司60文.そば16文

     銭湯の入浴料5文

     床屋・髪結床の利用料40文

     

     1両は当時の米の相場から算出。ここでは13万円相当。



「お金の管理はめんどいな。だからか、コレ確か貯蔵できるんだよな。さすがに4000文ジャラジャラと持ち歩きたくねぇな。3日生きて行くには有り余るな」


   

 ◇



『ステータスはこまめに確認しておけ。状況の把握はすごく大事なことだ』


「これがステータス……か。なんかごっつう金持ってるよ?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ