第九話 トドメの一撃一刀両断ファイナルブレード切り
ルルがバリアフィールドをはっていてくれているので今のとこは大丈夫だが僕たちじゃあのダーククラーケンには勝てないのか。いいや、勝つ手段はあるはずだ。必ず倒す。伝説の冒険家になるための試練だと思えばいいか。
「ルル!大丈夫か?」
とフレアが近寄る。
「うん。今のところは、今もバリアに向かって攻撃してるみたいいつまで持つか」
とルルが下を向く。
「大丈夫。必ず勝つ糸口はあるはずだ。本体を攻撃するしかないけどまだ見てないからな」
とフレアが言う。
そこへ、
「おーい二人ともそっちは大丈夫か?」
と声がした。
ライフだ。
「うん。大丈夫、でも本体がどこにあるか分からないの多分水の中なのかな?」
とルルが言う。
「俺たちもそっちに向かうから待っててくれ」
とライフが言う。
数分後、
「お、待った?」
とライフの背中を見るとパールを背負っている。
「パールは大丈夫なのか?」
とフレアが聞く。
「ああ、今は寝かしてやりてぇ、腹に槍が刺さったんだ。トラウマになるよな」
とライフが言う。
「あの、これがパールさんに刺さっていた槍です」
とプルルがライフの横から出てきてフレアに渡す。
「ありがと、・・・・なるほどこの武器、どこにでも売っている市販の槍だ、もしかしてこの港に来た冒険者の持ち物なのかもね」
と武器を見ながら言う。
「まずはフルルたちのもとに向かおう。二人とも無事だといいが」
とライフがパールを背負い直す。
「二人は大丈夫だと思う。バリアが保までに色々と作戦を練りたいからね」
とフレアが歩き出す。
「待ってよフレア。少し早足になった方がいい。バリアに小さなひびが)
とルルが言う。
「わかった」
とフレアが言う。
そして、五人は二人のもとに走った。
その頃、
「ねぇ、私たちであのダーククラーケンだっけ勝てるのかな?私まだ死にたくないよ」
とプルが震えながら言う。
「大丈夫!お前は俺が守る。戦いの時は俺の後ろにいろ」
とフルルは武器を手入れする。
「あなた、こっち向いて」
とプルがいい
「どうした?」
とプルの方を見る。
ちゅ
「お、おいキス」
とフルルが顔を赤くする。
「いいじゃん、減るもんじゃないしね。でもあいつを倒す方法ってあるのかな?なくはないよね」
とプルが立ち上がるが足が少し震えていた。
「大丈夫か?でもあれを倒せなきゃ伝説のドラゴンなんて倒せない。必ず弱点や勝つ糸口はある。戦いの中で見つけるしかないのかな」
とフルルが言う。
そして、数分後全員が合流した。
「良かった二人とも無事で」
とライフが言う。
「ああ、それより勝ち目はあるのかフレア」
とフルルが言う。
「それなんだけど、海に雷を落とす。それで驚いて出てくるかなって思っている。そのあとは攻撃を避けつつ弱点を見つけ畳み掛ける」
とフレアが言う。
「分かった。そろそろバリアも壊れる頃だよなルル」
とフルルが言う。
「そうですね、そろそろ」
とその時、
ぴし、パリン
と言う音と共にバリアが砕ける。
「作戦通りに!」
とフレアが言う。
「はい、落ちろ雷よ!サンダーボルト!」
とルルが海に雷を落とす。
すると、ブクブクと泡の音が聞こえついにダーククラーケンが陸地に上がって来た。
「こ、これがダーククラーケン!見た目以上のバケモンだな」
とライフが言う。
「凍るかなフリーズアイス」
とルルが氷呪文を唱える。
ひゅー!
地面が凍りつき、ダーククラーケンの手が凍る。
「わーい、氷呪文は聞くね。なら、私も!風よ吹け敵の足を切れ風切り」
とプルルが唱えるとどこからか風が吹き始め、ダーククラーケンの足を切る。
ぐぎゃー、
ダーククラーケンは悲鳴をあげた。
「これでトドメだ!一刀両断ファイナルブレード切りー!!!」
とフレアは思いっきり剣を振った。それは綺麗に命中し真っ二つに切れた。
「はぁはぁ」
と息を切らす。
「たおしたのか?」
とダーククラーケンに近づくライフ。
「お、おい生きてたらどうするんだよ」
とフルルが言う。
「大丈夫だよ。あいつの核は完全に壊した。再生はしないよ」
とフレアが言う。
「なら、俺たちの勝利だ!」
とライフがジャンプする。
そのあとに他のみんなははいタッチをした。
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