第三十八話 黒いドラゴン
僕たちはゴストの依頼で次の町に歩みを進めていた。道中魔物が来たが別に大したことなかった。というか僕たちが強くなったとか。
まぁ、そんなこんないってる内に次の町が見えてきた。
「見えてきた、次の町はミズミ町だ。水に困らない町の人からはオアシスの町って言われているらしいんだ」
とゴストがフレアたちに向かって言った。
「確かにこの暑さだから水は貴重だもんね」
とフレアが言う。
「あのさ、別に気にしているわけないけどさっきの村なんて村なの?」
とルルがゴストに聞く。
「あの村はヒトサケ村って名前だけど。変な名前だろ。誰がつけたんだろうな」
とゴストが不思議そうな顔で言う。
「そうなんだ。確かに変な名前だね。ヒトサケって」
とルルが言う。
「まぁ、その村は元々人が少なくて、子供も女もあまりいない。それにこれは上のやつから聞いた話なんだがその村人を裂いて食ってたって噂まで立ってるらしいぜ。もう廃村してどうなのかは分からないけど」
とゴストが言う。
その事を聞き震えた。人を裂いて食う。普通の人なら考えられない事だ。世の中どんな人がいるか分からない。注意して生きようっていっても気が疲れる。
「さぁ着いたよって!うわ!なんじゃこれ!」
ゴストがビックリした顔だった。
それもそう、なぜなら建物は崩壊していて、所々に血が、それに見たくない人間の部位が転がっている。
「うぅ。うぇぺっ」
ルルが吐いた。
「ルルは見ない方がいいって言っても無駄だな。無数に転がってる。よし、これで目隠しをしよう」
と服の一部を剣で切りルルに目隠しをさせた。
「これなら大丈夫でしょ」
とフレアが言う。
「フレアは大丈夫なの?服がへそ丸出しだよ」
とルルが恥ずかしそうに言う。
「別に恥ずかしくないよ。男は上を脱いだところで恥ずかしくないし、下を脱いだら恥ずかしいけど」
とフレアは顔を赤くして言う。
「何だよ。お前らだけいちゃついて。俺なんかプルにあんまりいいことされてないんだからな」
とフルルが言う。
「何?いいことって?」
とプルルがきらきらした目でフルルの方を見る。
「あ~、プルルには早いことだからもう少し大人になってからな」
とフルルが恥ずかしそうに言う。
プルの方を見たが怒った顔だった。
あとで謝ろ。
「それよりも、どうするんだ。やられたあとだぜ。ドラゴンも居なさそうだし」
とフルルが回りを見ながら言う。
「そうだな、先ずは生存者確認だ。生きている人を探して、聞いてみるしかないな」
とゴストは言う。
僕たちは生きている人がいないか探したがほとんどの人がやられている。子供も女、それに老人も。
生きている人がいる可能性は0にちかいな。
その時、
「う、うぅ」
声が聞こえた。
「ここか!おりゃ!」
と石や木をどけると男が倒れていた。
「プルル!回復呪文!生きている人見つけた!」
とフレアは声をあげる。
「分かった!グレートハイヒール!」
プルルは回復呪文を男にかける。
すると、男が目を開ける。
「うぅ。ここは?」
と男が起き上がろうとするので支えるフルル。
「ここは町です。それより何があったんですか?」
とプルが男に聞く。
「いや、実はな黒いドラゴンが現れたんだ。それで町はめちゃくちゃにされ、妻も殺され、息子は食われた。俺だけが助かるってなんか嫌な気分だよ」
と悲しみのめでこちらに向かって言った。
「辛い気持ち察します。でも、生きててくれて喜んでるんじゃないですか。私たちの分まで生きてって!そう。思うんです。私は」
とプルが男に言う。
「そうかもしれないな。ありがとう少しだけ楽になったよ。それよりドラゴンなんだけどな実は嘘偽りなく言う。その黒いドラゴンは急に現れたんだ。町にまるでもとから居たみたい、もしかしたら人に化けて居たのかも知れない。だから、気をつけた方がいい。ドラゴンも人に化けれる事を」
と言う。
「化けるか、竜人なのかもなそいつら」
とゴストが言う。
「竜人?」
とプルルが聞く。
「ドラゴン何だけどな、実は人間にもなれるっていう種族なんだ、時に人になり、時にドラゴンになる。それが竜人なんだ」
とゴストがふーんとしたかおでいう。
「なるほど、もしかしたら黒いドラゴンは人間に化けれるんだ、もしかして、近くに居ないよな」
とフレアが辺りを警戒する、
「もしかして、探している黒いドラゴンは私のことか?」
と声が聞こえた。
声の方を見ると黒の服を着た男が立っていた。
「な、何者なのあんたは」
プルが男に聞く。
「私は黒のドラゴン。名はゼロ。君たちのことは知っている。技も奥義もそして魔法もな。勝てるわけがない。あきらめろ」
とゼロが低い声でフレアたちに言う。
「戦わずして諦めるかよ!おりゃ!」
とフルルがゼロに向かって走る。
「やめろフルル」
とフレアが言うが聞こえてないのかそのまま走る。
「バカなやつだ。一度死んだ方がいいな。死ね」
とフルルの目の前に一瞬で移動し腹を腕が貫いた。そしてもうひとつの手でフルルの首を折った。
ボキッ
「あ、ああ」
フレアは声を出す。
「し、死んだの?フルルが?いや!いやー!!」
とプルがフルルの方に走ろうとするが
「やめて、ダメ今行っちゃ!」
とプルルに止められる。
「お前たちは賢いらしいな。このバカよりはな」
とフルルの体をこちらに放り投げた。
どさ
「きゃあー!!!!」
プルは悲鳴をあげる。
完全に死んでいる。見てたら吐き気がしそう。
「実力は分かるな。私に歯向かうやつはこうなる。覚えておけよ」
とゼロが黒いドラゴンに変身し何処かに飛んでいった。
「あ、ああ。ああああああああ!!」
フレアは奇声あげそのまま倒れた。
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・・・・・・。
(byフレア)
・・・・・・・・。
(byプル)
・・・・・・・。
(byルル)
空気が重い。
(by花冠椛)
次回はどうなるんでしょう。私も死ぬのかな?
(byプルル)




