表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

86/537

異世界92日目 7月1日(月) ②ルーミィの水着の秘密


「カズヤせんせ~。ねえ、カズヤせんせぇ~てば!」


 んあ!? い、いかん、ぼ~っとしてた……いやルーミィの姿に見とれてしまっていた。尊い、尊過ぎますよ、女神様!


「……カズヤ、ソフィも見る。私も番」


「カズヤせんせ~、ルーミィせんせ~ずっと見てる~」


 ふくれっ面でソフィちゃんとアメリアちゃんから抗議のお便りが届いた。園児達の前で俺としたことが。サラちゃんがにこにこマイペースなのが救いだ。

 ってかソフィちゃん、不意に名前で呼ぶのやめようか? 


 それにしてもしっかりと覚えてたかぁ……早く時が流れて欲しいものだ。あ、でも早く流れてしまったら俺の制限時間も短くなっちゃうな。


「ご、ごめんね二人とも。さあ、準備運動をしてからプールに入るよ。まずは……あれ?」


 恥ずかしがってるルーミィにケモミミをぴょこぴょこ動かすアメリアちゃん、腕を組んでちょっと不満げなソフィちゃん……待て、一人いない……トラブルメーカーが。


「はあ~、いいお水~♪」


 居た。既にプールにインして座っており、心地良さそうにしてた……だからお風呂じゃないんだってば。しかもめっちゃくつろいでますやん。ちゃんと準備運動してから入ろうね? 危ないから。


 サラちゃんに注意をして改めてみんなで準備運動をしてプールに入った。冷たくて気持ちいい~! 園児達も大きな水しぶきあげながら走り回り、大はしゃぎの様子だ。


 とはいうもの水深はそれほど深くならないようにしてあり、園児達の腰程度に留めている。俺の場合だと足の関節程度の水深である。

 ちなみにひょっとして水が苦手な子も居るかもと思ったのだが、三人のはしゃぎっぷりを見ていると杞憂だったようだ。


 アメリアちゃんは足を付きながら犬かきのように泳いでるし、ソフィちゃんは仰向けでゆらゆら浮いている……大丈夫だろうか。ちょっと危ないような気もするが。サラちゃんはひとはしゃぎした後に再びお風呂モードへ移行したようだ。


 以外とプールというのも悪くないものだ。園児用に用意したがおっさんも足元が冷たくて気持ちいい。折角水着着てるし、寝っ転がってみようかな?


「ルーミィせんせ~もあそぼ~!」


 ルーミィはプールの端で園児達を見守っているようである。未だに恥ずかしがりながら。


「ア、アメリアちゃん、せ、先生はここで……」


「あっちに『すべりだい』があるの! あそぼ~!」


 アメリアちゃんに手を引かれ半ば強引に滑り台の方に連れていかれたようだ。まあ、一緒に遊んであげるのも先生のおしご――


 お尻が……見てしまった。いや、水着だから見ても問題無い筈だ……白色の水着に覆われた小尻ちゃんがチラッと見えてしまったのだ。

 なんだろう、この罪悪感というか見てはいけないものを見てしまったような感覚は。


「んんっ!?」


 俺の視線に気付いたのだろう、ラッシュガードでお尻を隠されてしまった上、頬を染めながら睨まれた……。


 あ、でもアメリアちゃんと一緒に滑り台に登らされてるな……尚、滑り台はプラスチック製で後付けのアイテムだ。もちろん子供用なのだが、ルーミィの小尻ちゃんならギリ滑れるかな?


「ア、アメリアちゃん、先生滑り台はちょっと……」


「え~い!」


「きゃっ!」


 アメリアちゃんに押されたルーミィはそのまま滑り落ち、大きな水しぶきを上げて上半身まで水に浸かっていた。はは、やられちゃいましたね。


「もう、アメリアちゃんたら~!」


 ルーミィは言葉とは裏腹に笑顔であり、まんざらでもない様子でそのまま立ち上がったのだが……。


「んはっ!?」

 

 思わず変な声が出た。


 先程まで来ていたラッシュガードがどういう訳か透けており、中の水着が浮き上がって見えた……水に濡れると透明になる仕組みなのか!?


 しかも……白のビキニ……だと……!?


 白で上下統一された白のビキニ、当然露出はMAXである。イリアさんがどうの言うレベルでは無い。水着の最高峰である。まさかこの水着をチョイスしてくるとは……女神様の水着、ありがたく拝見させて頂きました。

 

 俺からの凝視する目線が突き刺さったのだろう、自分の姿を確かめたルーミィは何も言わずに遊戯室に走り去ってしまった。


 神様……俺、今幸せです。あ、この場合は上司さんに感謝すればいいのかな?



≪≪≪



 今日一日はめい一杯プールで遊び、保育を終了した。三人を見送った後、リビングに戻り神ブックを取り出した。今日は神力をかなり消費したと思うので早めのチェックをしておきたく思う。

 しかし夏の遊びとして水遊びはやっぱり外せないな。小さな頃から水に慣れると言う意味でも非常に有意義な行事だった。


 夏場はプール遊びがメインになりそうだな。少々経費がかかったであろうが、砂場同様、やっぱり欲しい設備ではあるもんな。



 ――神ポイント――


 ・前日までの神ポイント 2748ポイント


 ・日常保育3人 6ポイント

 ・初めての水遊び 300ポイント

 ・神力使用

  ビニールプール一式 -200ポイント

  水着 -30ポイント


 ・現在の神ポイント 2824ポイント



 やはり思った通り初回ボーナスゲットだ。しかし消費分もそれなりに大きいので結果としては微増であったか。


 今度は行事系で稼ぐ方向で考えよう。しかし今回は正直マイナスになってもいいと思っていた。あの園児達の楽しそうな笑顔はプライスレスだ。おまけにルーミィの水着も少しだけど見れたし。


「うう……今日は恥ずかしかったよぉ」


 恒例の神ポイントチェックを終えた所でルーミィが漏らしてきた。日中の事を思い出したのであるか、随分と頬が紅潮している。


「で、でも園児達はものすごく喜んでくれていましたよ?」


 まあ、俺も喜んでいたが。いや、一番喜んでいたのは俺じゃないかという説も出ている。


「明日からは水着じゃなくて短パンにする!」


 な……んだって……もう見れないのか。あの姿を……。嘘だろ……嘘と言ってくれぇ……。


「そ、そうですか。少し残念です……とても似合っていたので」


 って本音漏れちゃった!? やばい! また正座しなければならなくなる! 違うんです、そこにエロは無いんです! いや、あるか……。


「えっ……そ、そう? か、和也が着て欲しいって言うなら……は、恥ずかしいけど……い、いいよ……」


 なにこの可愛いらしい反応。最近イリアさんと張り合っているせいか積極性が増してるなあ。そうだ、イリアさんで思い出した、一応確認しておかねば。


「そうそう、この週末にイリアさんと出かける場所は川にしようと思っているんですよ。夏らしくBBQでもしようかと」


 俺からの一言に一気に真顔に戻るルーミィ……あの、このパターンってもしかしてダメなやつですよね?


「なんで和也とイリアさんで出かけるの!? しかも、ふ、二人っきりで!? ダメ! 絶対に許さない!」


 ほらぁ……やっぱりちゃんと聞いていなかったんですね? それじゃあ委託販売出来無くなるじゃないですかぁ……。


 ご飯食べれなくなりますよ? 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ