序章 俺の転換点
初投稿です。
拙いところもありますが、みなさんを楽しませる作品にしていきたいと思っているので、応援お願いします。
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ある日、いつも読んでいる漫画雑誌を開くと
一つの作品が終わっていた。
今まで俺はその作品に夢中になってきた。
もちろん、創作の中だということは分かっていたが、俺はその作品を読みながら、登場人物が涙を流せば、ときに一緒に涙を流し、登場人物が喜べば、俺も喜んでいた。
しかし、その作品は終わった。主人公が生き 別れの妹に会うことも、ヒロインと結ばれることも、宿命の相手を倒すこともなく終わった。
明らかに打ち切りと分かる終わり方だった。
俺は悲しんだ、その作品が終わったことにではない、その作品が望む終わりを遂げられなかったことにだ。そして憎んだ。その作品を終わらせた編集部を、その結果を受け入れた作者を、打ち切りになったからと、作品の誹謗中傷をしていた読者を。
もちろん今なら分かる、その作品が終わったのは仕方がないことなんだと、作者も編集部も断腸の思いで、作品を終わらせたんだと。
しかし俺は思う。
もしあの作品が、作者の望みどおりに終わっていたら?
登場人物は幸せになれてただろうか?
作者も読者も満足していただろうか?
今となってはわからないし、そんなことを考えても仕方ない。
しかし、それが俺の転換点なのは間違いない。
これは、俺が理想の終わりを目指す物語だ。
今回でプロローグ終わりです。
次回から本格的に話始まるんでよかったら次も見てください。