ここは、どこ?夢の中?
「ふぅ、食った食った、やっぱ愛羅の作るご飯は、美味しいなぁ。」
「えへへ、そうかな。」
「そうだ、愛羅、宿題終わってるか?」
「うん、終わってるけど」
「それじゃゲームしないか?」
「ま、いいけど、これまた唐突だね。」
「俺は、本能で生きてるからな。やりたいことをやる。それが俺のポリシーであり、俺のいいとこでもあるからな。」
「とりあえず何やるの?」
「んー?FPS?は、お前できそうにないし、これなんてどうだ。」
俺は、一つのゲームを選んだ。
「夢幻の彼方?」
「あぁ、そうだ。」
「これ確かアクションRPGだったよね。」
「そうだな、とりあえず、やるか?」
「うん。」
あぁ普通に楽しかった。
「面白かったな。」
「だね。お兄ちゃんすごく上手かったけど、私邪魔じゃなかった?」
「ゲームだから自分が、楽しめればなんでもいいんだよ。」
そろそろ寝る時間だ。明日は、休みだが早寝早起きを、心がけているからな。
「おい、そろそろ寝るぞ。」
「はーい。」
俺達は、普段自分の部屋で寝るのだが、今日は、こたつに入り、ゆっくり眠りについた。
「ふぁ〜」
とても大きいあくびだ、
「もう、朝か。それにしても陽の光がちょっと眩し過ぎるなぁ。瞼が上がらん。」
あれ?俺昨日カーテンも閉めてたし、なんでこんなに陽が強いんだ?
というよりここは、どこだ?
見渡す限りの草原と奥には、山があり、その近くに滝も流れている。
???
頭にハテナが3つほど浮かんだ。
「確か俺、家で寝てたよな。
ということは、これは、夢か、夢にしちゃすげー鮮明だな。」
俺は、おもむろに自分の手で、頰をちぎれるほど引っ張った。痛い。
「待てよ、夢じゃないならここは、どこなんだ〜⁈」