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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
水と氷の魔法編
67/438

62.ビジュアル系

「エレナ、お休み」

「セイジ様、おやすみなさい」


俺はアヤとエレナの部屋を出て、自分の部屋に戻った。

しかし、俺の活動はまだ終わらない。


俺は部屋に鍵を掛け、【瞬間移動】で街から少し離れた場所にある草原に移動した。


俺が何をするかというとー

ずっと試していなかった魔法を、ここで試すのだ。


そう、それは【雷精霊召喚】だ。

前から実行しようと思っていたのだが、どうも嫌な予感がして、ずっと後まわしにしていたのだ。

しかし、いつまでも保留にしておくわけにもいかない。


俺は、覚悟を決めて叫んだ。



「【雷精霊召喚】!」


MPが大きく消費されるのを感じるとともに、

目の前にビリビリと激しくスパークする『雷の球』が現れた。


雷の球は、次第に形を変え、段々と人間の形になっていった。


俺は、模造刀を構えながら様子をうかがっていた。


「ふわーぁ、あれ? あたい呼び出されたのか?」

挿絵(By みてみん)

それは、30cm位の小さい女の子の形になって、宙にふわふわ浮いていた。

頭がトゲトゲでビジュアル系のコスプレをした12,3歳くらいのjcと言った感じだ。


「こんばんは」


俺は取り敢えず挨拶をしてみた。


「あれ? あんた誰?」

「俺はセイジ、【雷精霊召喚】を使ったんだけど、お前はもしかして『雷精霊』か?」

「うん、あたいは『雷精霊』

へー、あんたが、あたいを召喚したんだ」


会話としては、いたって普通なのだが……

何故か空気がピリピリしていた。


「あたいを召喚したからには……

 『覚悟』、出来てるんでしょうね?」



『雷精霊』がそう言って、ニヤリと笑った瞬間!


【警戒】魔法が激しい『危険』を知らせた。


俺が【瞬間移動】で5m横に移動したと同時に、俺の居た場所に、何本もの【雷】が降り注いだ。

そして【雷】は、けたたましい音を立てて弾けた。



危なかった!

一瞬でも【瞬間移動】が遅れていれば、一発でやられていた。


パチパチパチ

「すごーい! アレを避けるなんて」


奴は、のんきに手を叩いてヘラヘラしている。


「いきなり何をしやがる!」

「あれ? もしかして何も知らずに、あたいを呼び出したの?」

「ああ、何も知らん!」


「まあ、どっちでもいいわ。

取り敢えず、あたいを負かしてみなさい」


負かせればいいのか、なら話は簡単だな。

俺は模造刀の刃を返して峰打ちの構えを取った。


『雷精霊』と向かい合い、俺はジリジリと間合いを詰めていた。

真上から雷が落ちてくるのを【警戒】魔法で予期し、それを前方にダッシュして避けると、

そのままダッシュで一気に奴との間合いを詰めた。


俺のとっさの行動に『雷精霊』は驚き、スキが出来ている。俺はそのまま奴の胴を斬りつけた。


『雷精霊』の胴に模造刀の(むね)が当たる、その瞬間!

『雷精霊』の体は、一筋の【雷】となって模造刀を『すり抜け』、『雷精霊』は、俺の後ろへ瞬間移動した。


後ろからの『危険』を察知し、とっさに横っ飛びするとー

俺のいた場所に後ろからの【電撃】が通過していった。


「うわ! さっきの攻撃もすごいし、その後で後ろからの攻撃を避けるのもすごいわねー! あなた何者なのよ!」

「お前こそ、俺の攻撃を変なふうに避けたな」

「まあ、あたいは【雷】だから~」


くそう、俺がゴム人間だったら、こんな奴ぶん殴ってやるのに!


俺は刀だけで倒すのは諦めて、作戦を変えることにした。


模造刀をインベントリにしまうと、エレナから預かっておいた【魔力のロッド】に持ち替えた。

更に、自分に【クイック】と【運動速度強化】、『雷精霊』に【スロウ】をかけた。

そして、一気に距離を詰めて、さっきと同じように胴をぶん殴った……と思ったら避けられていた。


「うわ、何このスピード!!」


俺はそのまま、連続攻撃に繋げていった。


『雷精霊』は、俺の連続攻撃を、ものすごい勢いで上下左右に避けまくっていた。


『雷精霊』が地面すれすれに逃げた時、【魔力のロッド】が地面を殴りつけてしまい。激しい地響きが起こり、かるくクレーターが出来ていた。


「何、その武器! そんなので叩かれたら死んじゃうじゃない!!」

「じゃあ、降参するか?」

「するわけ無いでしょ!」


俺は更にフェイントも混ぜながら連続攻撃を続けると、『雷精霊』も流石にたまらずー


また、【雷】になって、少し離れた位置に逃げやがった。


しかし、俺はその瞬間を見逃さず、逃げた先に【瞬間移動】で先回りしてー

『雷精霊』の顔面を、おもいっきり殴りつける……



俺は、『雷精霊』の顔面ギリギリ手前で、『寸止め』していた。



『雷精霊』は、顔面を殴られると思ったらしく、目を瞑っていた。


「参ったか?」


『雷精霊』は、そーっと片目を開けて、俺のことを見た。


そして、すーっと後ろに下がると


あっかんべ~をして


「攻撃が当たってないから、まだ負けてないぞ!!」


まだ降参しないつもりかよ!


「じゃあ、本当に当てていいのか?」

「知るか!」


そんなに負けるのや嫌なのか?

精霊とはいえ、流石に女の子を殴りつけるのは気がひけるので、別のプランに変更することにした。



俺は、普通にダッシュして、普通に殴りかかると、『雷精霊』も普通に避けた……

のだが……


『雷精霊』は避けた先で、見えない壁にぶつかった。


「あれ? 何これ?」

「バリア! バリア! バリア!」

「え? え!?」


さーて、なんとか勝ててよかった。


俺が歩み寄ると、『雷精霊』は逃げようとして、俺の作り出したバリアに、またぶつかってしまった。


「あれ? あれ? 何この壁は!?」


上下左右6方向にバリアを張られた『雷精霊』は、鳥かごの鳥だった。


「こんなの、あたいの【電光石火】で!」


『雷精霊』が雷になってバリアを突破しようとして

ものすごい勢いでバリアにぶつかり、弾き返されてしまった。


「な、なんで通れないの!?」

「それは、電気属性を通さないようにしたバリアだから無理だよ」


【バリア】の魔法は、属性魔法を覚えていると、その属性を通さないバリアを張ることが出来るのだ。

【雷の魔法】がレベル5の俺なら、雷を完全シャットアウト出来る訳だ。


「そ、そんな…… 属性精霊最強のあたいが、こんな簡単にやられるなんて……」


『雷精霊』は急に借りてきた猫のようにおとなしくなってしまった。



「で? なんで俺は君に襲われたんだ?」

「分かったよ、説明するよ」



『雷精霊』がしぶしぶ説明を始めたが、

内容はだいたい以下の通りだった。


・精霊と戦って勝つと、精霊と契約できる

・もし負けていたら、負ったケガを治してくれたらしい

・契約すると、召喚された精霊が戦いに参加してくれる


ということらしい


挿絵(By みてみん)

「というわけだから、契約するよ」


『雷精霊』は、スーッと近づいてきて

いきなり、俺に『でこちゅー』して来た。


『レベルが23に上がりました。

 【棒術】を取得しました。

 【棒術】がレベル3になりました。

 【雷の魔法】がレベル6になりました。』


その瞬間アナウンスが聞こえた。


これで契約成立か


「って! 【雷の魔法】がレベル6!?」

「そうよ、契約が成立するとレベル6になるんだよ」


「レベル5が最大じゃなかったのか?」

「いわゆる『限界突破』という事だ」


まさかレベル6があったとは……


自分自身を鑑定してみると、ステータスが激しく上昇していた。


特にMPは5000を超えていた。

魔法に長けたエレナですら1000を超えていないのに、

これは結構ヤバイ数値なんじゃないだろうか。



┌─<ステータス>─

│名前:丸山(まるやま) 誠司(せいじ)

│職業:SE

│年齢:30

│レベル:23

│HP:1236 (+282)

│MP:5574 (+1910)

│力:97 (+18) 耐久:97 (+18)

│技:253 (79) 魔力:557 (+191)

│スキル

│【時空魔法】

│ (レベル:5、レア度:★★★★★)

│ ・クイック

│ ・スロウ

│ ・バリア

│ ・未来予測

│ ・インベントリ

│ ・瞬間移動

│   

│【情報魔法】

│ (レベル:5、レア度:★★★★)

│ ・警戒

│ ・地図

│ ・鑑定

│ ・隠蔽

│ ・追跡

│ ・言語習得

│ ・スキル習得度上昇

│【雷の魔法】

│ (レベル:6、レア度:★★★★)

│ ・電撃発生

│ ・電撃コントロール

│ ・電熱線

│ ・白熱電球

│ ・電気分解

│ ・落雷

│ ・雷精霊召喚

│ ・電光石火 ★NEW

│【水の魔法】

│ (レベル:4、レア度:★)

│ ・水のコントロール

│ ・水生成

│ ・乾燥

│ ・浄化

│ ・水の玉

│ ・水流カッター

│【氷の魔法】

│ (レベル:4、レア度:★)

│ ・氷のコントロール

│ ・氷生成

│ ・氷の矢

│【肉体強化魔法】

│ (レベル:3、レア度:★★)

│ ・体力回復速度強化

│ ・運動速度強化

│ ・耐久強化

│【体術】

│ (レベル:3、レア度:★★)

│ ・足払い

│ ・カウンター

│ ・武器取り

│ ・電撃拳(らいげきけん)

│ ・電撃蹴(らいげきしゅう)

│【剣術】

│ (レベル:2、レア度:★)

│ ・斬り下ろし

│ ・足払い

│【刀術】

│ (レベル:4、レア度:★★★)

│ ・二段攻撃

│ ・鍔迫り合い

│ ・武器破壊

│ ・抜き胴

│ ・フェイント

│【棒術】 ★NEW

│ (レベル:3、レア度:★★)

│ ・殴りつけ

│ ・吹き飛ばし

│【薬品製作】

│ (レベル:3、レア度:★★★)

└─────────

やっと精霊召喚をすることが出来ました。


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