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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
王国の危機編
430/438

420.レベルアップ


『レベルが95に上がりました。

【回復魔法】がレベル5になりました。

【光の魔法】がレベル5になりました。

【肉体強化魔法】がレベル6になりました。

【風の魔法】がレベル7になりました。

【水の魔法】がレベル7になりました。

【氷の魔法】がレベル7になりました。

【土の魔法】がレベル7になりました。

【火の魔法】がレベル7になりました。

【雷の魔法】がレベル8になりました。

【闇の魔法】がレベル8になりました。

【刀術】がレベル6になりました』



 ……長いよ!!

 そして、なんか、すっごい上がった!


 レベル95ってなんだよ!

 いくらなんでも上がりすぎじゃないのか?

 それだけ、敵が強かったってことか。

 まあ、死にかけたし。



 ちょっとステータスも確認してみよう。


┌─<ステータス>─

│名前:丸山(まるやま) 誠司(せいじ)

│職業:SE

│レベル:95

│HP:1万1612

│MP:4万0850

│力:1331 耐久:1031

│技:1556 魔力:4085

│スキル

│ 情報6、時空6、肉体強化6、回復5

│ 風7、雷8、水7、氷7、土7、闇8、火7、光5

│ 体術3、剣術5、刀術6、短剣術4、棒術4

│ 薬品製作5

└─────────


 HP1万超え、来たー!

 MPや魔力の伸びも、すごーい!

 やはり、各魔法のレベルアップが影響しているのだろう。


 しかし、一番に得意としていた情報と時空が、

 平均以下に落ちてしまった。

 もし俺の活動がネット小説にでもなったら、

 きっとタイトルに『時空魔法』とか付きそうなのに、

 これじゃあタイトル詐欺になっちゃうな……。



 そんなこんなで、ステータスを見ながらいろいろ考えていると……。


「セイジ、何か降ってきたぞ」

 雷精霊が叫ぶ。


 上を見てみると……。



 どうやら、爆発四散した超巨大タコの体の一部が、

 バラバラになりながら、こっちまで飛んできたみたいだ。


「何かに使えるかもしれないから、いちおう拾っておくか」


 俺は、水上を滑るように移動しながら、

 降ってきた焼きダコの切れ端を、拾い集める。


 まるで、降ってくる『ちくわ』を拾い集める大昔のゲームのようだ。



「あ、アレはなんだ!?」

 雷精霊が騒いでいる。

 鉄アレイでも降ってきたのかな?


「みんなで受け止めるぞー」「「はーい」」

 雷風水の3精霊は、協力して降ってきた何か(・・)をキャッチした。


「セイジ~。こんなの落ちてきた」


魔石・・じゃないか!」


 空から降ってきた魔石。

 多分これは、超巨大タコの魔石なのだろう。


┌─<鑑定>────

│【飛行魔石】

│魔力を込めることで飛行できる。

│近くにいる者を同行させることも可能。

│また、落下ダメージを完全に無効化する。

│レア度:★★★★★★

└─────────


 飛行せk……じゃなくて、飛行()石か……。

 なんか、天空の城を探し出すカギになりそうな魔石だな。

 あの巨大タコが浮いていたのも、コレのおかげだったのかな?



「セイジ。その石、なんだった?」

 雷精霊も、興味津々だ。


「じゃあ、ちょっと使ってみるか」


 飛行魔石に魔力を込めると、

 俺の体は、水面から離れて宙に浮いた。



「おお!

 セイジ飛べるようになったのか!」


 宙に浮き上がった俺のまわりを

 精霊たちが、楽しそうにクルクル回る。



 これはいいな。

 今まで空をとぶ時は、わざわざ竜化する必要があった。

 あれって、変身する時に裸にならないといけないから、面倒くさかったんだよね~。


 べ、別に、俺には露出の趣味はないですよ?

 ほんとだよ~。



 ひとしきり精霊たちと空の追いかけっこをしたところで、

 雷精霊が、俺に抱きついてきた。


「セイジ。速いよ」

 早いとか言うなし!


 風と水の精霊も、俺の頭の上に乗ってきた。



「さて、そろそろ帰るかな」

「えー、もう帰るの?

 もっと一緒にいたい」


 何か雷精霊、急に甘えん坊になったな。

 小さい頃のアヤを思い出す。



「それじゃあ、このまま空を飛んで帰るか」

「おう!」「「はい」」



 俺は3精霊を連れて、【飛行魔石】でシンジュの街へ向けて飛び立った。


-----


「風が気持ちいい」

「そうでしょうとも」

 なぜか、風精霊がドヤ顔をしている。


 心地いい風に吹かれながら飛んでいると、

 海を抜け、森を越え、王都の街が見えてきた。



「けっこう被害が出ているな……」


 住民たちは、すでに避難所を出て、活動を開始していた。


 自分の家の片付けをしている者。

 あまりの被害に絶望している者。


 ケンカや窃盗などのトラブルも発生しているようだ。



「城が……」

 少し進むと、ほぼ全壊してしまった城が見えてきた。


 俺がバリアを張っていれば、もう少しマシだったろうに。

 まあ、避難所優先だったし、今さら後の祭りだけど。



「セイジ! 見て! 山が!」


 雷精霊の指す方を見てみると!

 フジャマ山の中腹あたりが少し崩れている。


 アレだけのことがあったんだ、

 崩れたとしても無理はない。

 むしろ、あの程度で済んだのが不思議なくらいだ。



「ん!?」


「セイジ。どうしたんだ?」

「崩れたところに、何かあるぞ」


 少し回り込んで、崖崩れ現場に行ってみる。


「なんじゃこりゃーーー!」



 崖崩れの下から、

 何やら、真っ黒な()が見えている。


 土の下に、何か巨大な物が埋まっている感じだ。


 この感じだと、この山、

 土は表面だけで、

 その下全体に、この真っ黒な何かが埋まっているんじゃないだろうか。


「コレ、何だか分かるか?」

「あたしに聞くなよ」


 とりあえず、鑑定してみよう。


 ……。


 ダメだ、なぜか鑑定できない。


 前に、悪魔族が持っていた盾で、鑑定を防がれちゃったことがあったけど、

 あれともまた違う感じだ。


 なんか、鑑定の魔法そのものが失敗している感じだ。



「セイジ。

 疲れちゃった、もう帰ろうよ」


 何だよ、

 さっきは帰りたくないとか言ってたくせに。



 真っ黒な物の調査を中断し、

 シンジュの街へ戻った。


ご感想お待ちしております。


※小説の設定などのページをGitHub上に作りました。

 リンクは↓にあります。よかったら見てみてください。

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