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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
悪魔族討伐編
335/438

325.精霊契約祭り1

 百合恵さんと闇の精霊を助けた翌日の日曜日。


 俺とアヤ、エレナ、ヒルダの4人で、また異世界に来ていた。


「兄ちゃん、今日は何をするの?」


「今日は、精霊契約祭りを開催します」


「おー」

 パチパチパチパチ!

 アヤが拍手をしている。


「精霊様と契約ですか?

 セイジ様、すごいです!」

「違うよエレナ。

 みんなで契約するんだよ」


「み、みんなで!?

 わ、私もですか?」

 エレナは、あわあわしている。かわええ……。



「じゃあ俺がまず、お手本を見せるから、みんな見ておくように!」

「「はーい」」


 さて、何から契約しようかな~。


「よし! 君に決めた!

【闇精霊召喚】!!」


 俺がそう叫ぶと、闇の精霊が出現した。


「あ、セイジさん、さっそく呼び出してくれたんですね。

 嬉しいです!」


 闇の精霊は、頬を赤らめている。

 こいつ、よくわからん奴だな……。


「兄ちゃん、かっこ良く叫んだけど……、

 失敗しちゃったの?」

 アヤが変なことをいう。


「ん? 失敗してないけど?」


「セイジさん、私の姿は、闇の魔法を習得した人にしか見えないので、

 ここにいる人は、全員私のことを見えていませんよ」

 闇の精霊が説明してくれた。

 なるほど、そういえばそうだったな。


 みんなに、闇の精霊がちゃんと呼び出されていることを説明したが、

 アヤだけは、俺を疑いの目で見ていた。


 くそう、超かっこいい【闇の魔法】を習得して、吠え面かかせてやるからな!



「さて闇の精霊、

 契約を結びたいんだけど、どうしたらいい?

 やっぱり戦うのか?」


 俺はそういって、戦闘態勢を整えていたのだが……。


「滅相もありません。セイジさんだったら喜んで契約いたします。

 末永く、よろしくお願いします」


 あれ? 戦わないの??


 闇の精霊は、正座をして三指を付いた。

 なにこれ? なんかフラグとか立てたっけ?


「よ、よろしく」

 俺がそういうと、闇の精霊は満面の笑みで俺の胸に飛び込んできた。

 俺が受け止めようとすると、

 闇の精霊は、そのまま俺の体の中にすっと入っていった。



『【闇の魔法】がレベル6になりました』


 よし、契約成功。

 でも、なんか精神的に疲れた……。


----------


 しかし、契約すべき精霊は、まだまだいるのだ。


「じゃあ次は、何にしようか……。

 よし! 君に決めた!

【風精霊召喚】!」


 俺がそう叫ぶと、

 今度は、縦巻きロールのお嬢様(ふう)(かぜ)の精霊が現れた。


「ちょっと、そこのあなた!

 何かってに呼び出してるわけ?

 生意気ですわよ!」


 今度の精霊は性格が悪そうだな。


 そんなことを考えていると、

 風の精霊は、有無を言わせず攻撃してきた。


「あ、危ない!」


【攻撃予想範囲】のおかげで避けられるけど、

 あれ、たぶん、【かまいたち】的なやつだ。

 当たったら、スパっと切られちゃうぞ!


 よし、そっちがその気なら、こっちも本気を出しちゃうぞ!


 俺は、【瞬間移動】で風の精霊の後ろに移動し、新たに覚えた魔法を発動させた。


「【魔力強奪】!」

「ぎゃー!!」


 この魔法は、闇の魔法がレベル5になった時に覚えた魔法だ。

 直接触る必要があるが、相手のMPを奪える優れもの。


「やめて!!

 魔力がーーーー!!!」


 闇の精霊の一件で分かったことだが、

 精霊は魔力の枯渇に弱い。

 そこで、この【魔力強奪】の出番、というわけだ。


「わたしまけましたわ。

 降参です。契約いたします。」


 風の精霊は、おとなしくなり、俺と契約を交わした。


『【風の魔法】がレベル6になりました』


 いえーい、風の精霊との契約もゲットだぜ!



「精霊に対してなんという仕打ちを!」


 風の精霊は、不満たらたらだが……。


「お疲れのところ悪いんだけど、

 俺の妹とも戦ってあげてくれない?」

「へ?」



 風の精霊は、魔力の枯渇を押して、アヤとも戦った。


 アヤは、精霊の後ろに回りこんで、

 流石に急所攻撃はできないので、背中をタッチするだけだったのだが……。


 どうやら風の精霊は背中に触られるのがトラウマになってしまったらしく、

 ブルブルと怯えて、降参してきた。


「やった! 私も契約できたよ!!」


 アヤも契約をすることができ、

 始めて魔法のレベルが6に達し、大喜びしていた。


----------


 次に挑戦する精霊は、『水』だ。


 先ずは、俺が召喚してみたのだが……。


 現れたのは、無口な裸の女の子だった。


 まあ、裸と言っても体が水でできていて、透明なんだけどね。



 そして俺は、いきなり、水で満たされた金魚鉢に閉じ込められてしまった。


「グボボボ……」


 どうやら、この水攻めを耐えてみせろということらしい。

 ヤバイ、息が続かない……。



 俺は、水を【電気分解】して、【酸素】を作りだし、

 肺の中の【二酸化炭素】を取り出して、【酸素】と交換してなんとか呼吸を続けた。


 ちなみに、余った【二酸化炭素】と【水素】は、『炭酸水』と、体に良いと評判の『水素水』に作り変えた。



 10分程、その状態で耐え続けていると、

 やっと外に出してもらえて、契約してくれることになった。


『【水の魔法】がレベル6になりました』


 ふー、これはけっこう『しんどい』。


 とか思っていたら……、

 エレナは、戦闘もしないで契約させてもらっていた。

 ずるいぞ! 女尊男卑じょそんだんぴいくない!!



 ちなみに、【精霊召喚】で使えるようになった魔法は、というと。


『闇』が、【闇の衣】というもので、

【光の魔法】以外のすべての魔法を、一定量完全無効化することができる衣を出現させる魔法だ。


『風』は、巨大ハリケーンを作り出す、危ない魔法だ。

 危険なので、これはあまり使わないかも?


『水』は、さっき俺が閉じ込められた、【金魚鉢】だ。

 脱出不可能な水槽の中に、魔力の続く限り敵を閉じ込め、逃さないようにできるというものだ。

 水生生物以外になら、ほぼ確実に溺れさせることができるが、体の大きな敵の場合は、その分消費MPも増えてしまうという問題がある。



 後は、氷と火か、

 けっこう大変だな……。


ご感想お待ちしております。

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