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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
ゴールド編
307/438

297.別行動

 仕事が終わり、エレナとヒルダを迎えに行って家に帰ってきた。


「兄ちゃん、エレナちゃん、ヒルダちゃんお帰り!」

「「ただいま」」

「アヤ、なんか嬉しそうだな」


「だって! やっとテスト終わったんだよ!」

「そうか、つまり夏休みということか」


「そう!

 な~つ~や~す~み~!!!」


 夏休みに大喜びするアヤ……。

 お前は小学生か。


「だから~

 兄ちゃん、遊びに連れてって!」


「ナンシーたちの件があるからダメ」

「そ、そんな~」


「セイジ様、『日の出の塔』の攻略はどうします?」

「ナンシーたちの件があるからな~」


「兄ちゃん、私も『日の出の塔』行きたい。

 私だけレベルが低いままだし」


 うーむ、迷う所だ。

 塔の攻略を進めないと、百合恵さんを元に戻せないし……。

 (戻さなくてもいいとか言っちゃう人は、いないよね? ね?)


 かと言って、攻略を進めている間に何かあっても困るし。


「セイジお兄ちゃん、

 私は残ってめぐみさんの護衛をしたいです」


 どうやらヒルダはめぐみちゃんと、だいぶ仲良くなったようだ。



 よし! 決めた!


「ヒルダは、めぐみちゃんを、

 アヤは、りんごを、

 エレナは、ナンシーとナンシーママを護衛。

 俺は、一人で『日の出の塔』を攻略してくる」


「兄ちゃんばっかり、ずるーい」

「アヤ、りんごはお前の友達だろ?」


「そ、それは…そうだけど……

 レベル上げが……」


「レベル上げなんて、いつでも出来るだろ?

 せっかく夏休みなんだから、りんごと舞衣さんと百合恵さんを誘って、どこかに遊びに行ったらどうだ?」

「う~ん、そうだね。

 そうする」


「エレナは護衛対象が二人になっちゃうけど、

 ママさんよりナンシー優先で護衛してくれ」

「はい、お任せ下さい」


「ヒルダは、護衛のついでにダンスと歌を練習するように、

 レッスン代は俺が払うから」

「はい」


「え? なに?

 ダンスと歌??」


 アヤが食いついてきた。


「めぐみちゃんが悪い奴らに襲われてた時に、

 ヒルダがダンスの力で、悪い奴らを追い払ったんだよ、

 なー、ヒルダ」


「はい!」


「いいな~

 私もダンス習ってみたい~」

「ナンシーたちの安全が確保されたら、みんなでダンスを習ってみよう」


「ほんと!?」

「ああ、

 ダンスを習うと、踊りスキルをゲットできるから、

 覚えておいて損はないだろう」


「マジ? それいい!

 ヒルダちゃん、踊って見せてよ!」


「は、はい」


 ヒルダは恥ずかしそうにうなずいて、

 覚えたばかりの『回避の踊り』を披露してくれた。


 ちなみに、床に音を遮るバリアをはっているので、

 したの階の人に迷惑をかけることはない。



「わー、すごいすごい!

 ヒルダちゃんステキ!!」



 その後、アヤとエレナは、

 夕飯の準備が出来るまで、ヒルダにダンスを教わっていた。


----------


 翌日の土曜日、

 俺達4人は別行動となった。


 アヤは、舞衣さん、百合恵さん、りんごと待ち合わせをして映画を見に。

 ヒルダは、めぐみちゃんとレッスンに。

 エレナは、ナンシーの所へ。


 ナンシーとナンシーママは、『ボルダリング』のジムに行くということだったので、エレナも同行させてもらうことになった。


 『ボルダリング』とは、ロープを使わないフリークライミングのスポーツだ。

 なんか楽しそうだな。


~~~~~~~~~~


 みんなをそれぞれの所へ送り届けた後、

 俺は、異世界へ飛び、

 魔族の街の、マサムネさんの所へ来ていた。


「こんにちは~

 刀、出来てますか?」


「おう、セイジ、出来ているぞ」


 マサムネさんは、刀を持ってきてくれた。


「こいつの名前は『茶帯刀(ちゃおびがたな)』だ」


 白帯の次は黒帯かと思ったら、

 茶帯か~

 黒帯は、この後かな?


┌─<鑑定>────

│【茶帯刀】

│刀術を認められた証となる刀

│使用者の癖を吸収し、強くなる

│能力:【刃風】の威力上昇、

│   属性を持つ魔物への攻撃力上昇

│レア度:★★★★

│試練:

│ 雷属性魔物討伐 0/30

│ 氷属性魔物討伐 0/30

│ 闇属性魔物討伐 0/30

│ 光属性魔物討伐 0/30

└─────────


 なんか能力が増えてる。

 『属性を持つ魔物への攻撃力上昇』か~

 後で試し斬りでもしてみるか。


 試練は、白帯刀の時と似た感じだが。

 雷氷闇光になっていて、

 討伐数も10から30に増えている。


 まあ、これくらいなら、なんとかなるだろう。



 俺は、マサムネさんにお礼を言って、

 日の出の塔攻略に向かった。


~~~~~~~~~~


 日の出の塔攻略は、45階からだ。


 今までの階とはぜんぜん雰囲気が違くて、

 金属製の壁の迷路の様な場所だった。


 まるで宇宙船の船内のような感じだ。


 壁を触ろうとすると、ビリっと強めの静電気が何度も発生する。


 敵は、ものすごく強い『オーク』だった。

 その『オーク』たちは、全員毛が逆立っていて、『スーパー███人』に進化した感じなのかな?

 とりあえず、『スーパーオークじん』と呼ぶことにしよう。



 茶帯刀は、ものすごい切れ味で、

 『スーパーオークじん』たちを、どんどん切り刻んでいった。



 俺は、【追跡用ビーコン】でみんなの様子をたまに確認しながら、塔を登って行き、

 50階を踏破したところで、いったん休憩を取った。


 『スーパーオークじん』は『雷』属性だったらしく、

 茶帯刀の試練の、『雷属性魔物討伐』が、30/30でクリアになっていた。

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[一言] セイジは徐々武術の棒術を覚えた方が良いよ? 棒術は握って刀・振って薙刀・突いて槍の 総合武術だし、市販されている折り畳みの チタン杖を使うと雷魔法で 臨時のスタンバトンだよ?この杖は畳むと …
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