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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
192/438

183.日の出の塔地下4階ボス戦2

 安全地帯の岩が壊されてしまった。


 だ、大丈夫だ、まだ手はある。



 先ずは、【床石投げ飛ばし攻撃】の対応だ。

 避けながら、遠距離攻撃で反撃を試みる。



 1回目、【電撃】。


 敵に当たった後、電気がゴーレムの体から地面に流れていってしまう感覚があり、ゴーレムのHPはほとんど減っていなかった。



 次に、【右ストレート】を避け、カウンターで斬りつける。


「あ、武器に魔力を込めるの忘れてた!

 俺、どんだけテンパってたんだ……」



 2回目、【水の魔法】。


 理由は分からないが、空気中の水蒸気がなかなか集まってこない。

 攻撃に時間がかかりすぎるので、却下。

 同じ理由から【氷の魔法】も却下だな。



 また来た【右ストレート】に、魔力を込めた試練の刀で斬りつける。


ズバ!


 お、いい感じに斬れた。

 通常の3倍位はダメージを与えられた感じだ。



 3回目、【刃風】


 攻撃は当たったが、普通の攻撃の半分くらいのダメージしか与えられなかった。

 他を考えてみるか。



 ゴーレムは【全方位石つぶて】の構えに入った。

 今回は、攻撃を捨てて防御に専念しよう。


 床に手をついて【土コントロール】で床を変形させて、壁を作る作戦だ。


 しかし、床は……

 びくともしなかった。


「なんでだ!!」



 おそらく、ここの床は、ゴーレムのコントロール下にあるのだろう。

 なにせ、【土の魔法】のレベルは俺よりアイツのほうが上だしな……



「マズイ!」


 俺は、一所懸命に安全地帯を探した。



 そして、無慈悲に射出される【全方位石つぶて】……




「危なかった……」


 俺は、間一髪のところで、安全地帯に逃げこむことが出来た。


 それは何処かって?


 ずっと目に入ってた場所なんだけど、なんで気が付かなかったんだろう?

 それだけ、俺がテンパってたって事だよな。



 その場所は、中央の『柱』の陰です。

 この『柱』なら、流石に壊されたりしないだろうし。


 壊さないよね?



 ちゃんとした安全地帯を見つけて、ひと安心した俺は、インベントリから和菓子を取り出し、MPを回復させた。



「よし、反撃するぞ!!」



 【右ストレート】を躱して、カウンターで斬りつけ。

 【床石投げ飛ばし攻撃】は、投げ終わりに【瞬間移動】で背後に移動して、背中を斬りつけ。

 【全方位石つぶて】の準備に入ったら、無防備なところを斬りつけ。


 結局全部、魔力を込めた試練の刀で斬りつけてるだけじゃん。


 そして、【全方位石つぶて】が始まったら中央の柱に隠れて一休み。



「最初は、テンパッてダメダメだったけど、結構楽勝じゃん。

 もう何も怖くないな!」



 しかし、ゴーレムのHPが1/4を切った時だった。



 物凄い、地響きとともにゴーレムが地団駄を踏みはじめた。


 そしてゴーレムは、体全体を真っ赤にして襲ってきた。


 スピードが早くなっている!

 【右ストレート】が【ワンツーパンチ】に変化している!

 しかし、なんとか避けてカウンターを叩き込む。


ズバ!


 あれ? なんかゴーレムの体が若干やわらかい?

 激おこモードになって、スピードが上がった分、防御が下がっているのかな?



 【床石投げ飛ばし攻撃】は、岩を右手と左手で1個ずつの合計2個投げてきている!

 しかし、【瞬間移動】で裏に移動するだけなので、問題なし。



 【全方位石つぶて】の準備段階に入ったので、メッタ切りにしていく。

 ズバズバ斬れて気持ちいいな。


 すると、【全方位石つぶて】の準備の途中でゴーレムがブルブル震え始めた。


 あれ?

 また違う攻撃をしてくるのかな!?



 少し距離をとって観察していると……

 ゴーレムの体が、ボロボロと崩れ始めた!


 いったい何が起こるんだ!?



『レベルが49に上がりました。

 【土の魔法】がレベル5になりました』



「へっ!?」


 あ、倒したのか!!



「やったー!! 倒したーー!!

 しかし【土の魔法】何故上がったんだ??」



 俺の独り言に、誰かが返事をした。


『それは、オレが説明してやろう』


「だ、誰だ!!?」



 すると、崩れたゴーレムから30cm位の小さい女の子が現れた。


「精霊…… なのか?」

「ああ、そうさ、オレは『土精霊』だ」


 そいつは、道路工事でもしてそうな感じの、ポニテの女の子だった。

 ってか、こいつ、オレっ娘かよ。



「召喚の魔法なんて使ってないぞ!?」

「今回は特別だ」


 『土精霊』は、そう言うと、俺にデコちゅーをしてきた。



『【土の魔法】がレベル6になりました』


「えぇーーーー!!!!?」

「これで契約成立だ」


「どういう事だよ!!?」


「さっきのゴーレムには、オレが力を貸していたからな。

 つまり、精霊契約の戦いで勝てる実力があるとみなすってことだ」

「なるほど……」



「そんじゃあ、これからよろしくな!」


 『土精霊』はそう言うと、俺の体の中に入っていってしまった。



「マジかよ!」


~~~~~~~~~~


 いきなりの『土精霊』登場にビビってしまったが―

 さっきの戦闘で体中傷だらけだ。


 ゴーレムの戦利品を調べたら、さっさと帰ろう。



 ゴーレムを形成していた岩を取り除くと、魔石があった。


┌─<鑑定>────

│【大地の魔石】

│周囲の土地が肥沃になり

│植物の成長を促進させる

│魔力を込めると効果が上がる

│レア度:★★★★★

└─────────


 レア度、最大!?

 これヤバくない!!?



 魔石をジロジロ見ていると―


ガタンッ!


 後ろの方から、何か音が聞こえた。

 まだ何かあるのか?



 振り返ると、中央の柱に石の扉が現れ、ギギギと開いていく。


 近づいて中を覗いてみると―


 柱の中が空洞になっていて、上に向かう螺旋階段があった。


「よかった。これで上に行ける」


 周りを見てみると【戦闘空間保護バリア】も解除されていた。

 俺は、階段を見つけた安心感からか、どっと疲れが出てきて、【瞬間移動】でエレナたちの待つ、宿屋に戻った。


なんか大変な戦いだった……


ご感想お待ちしております。

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