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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
190/438

181.日の出の塔地下4階

 『龍うなぎ』を倒し、部屋の奥の一段高くなっている場所に、下に降りる階段があった。



 胴長を脱ぎ、スニーカーに着替えて、地下4階に向かって階段を降り始めた。



 さっきから階段を降りているのだが……


 なんだか、嫌な予感がする。

 この階段、磨かれたようにツルツルなのだ。


「階段が、変形して滑り台になっちゃったりして……」


 まさかね。



 階段を途中まで降りた所で、俺は、次の一段を、進めなくなってしまった。


「次の一段、絶対に罠が作動する」


 俺の【警戒】魔法が、それを知らせていた。


 ……


 かと言って、この階段を降りる以外の道は無い。


 俺は恐る恐る、次の段に足を乗せた。


ガクンッ!


 何かが動く音がして―

 予想通り、階段が滑り台に変形した。



「ですよね~」


 俺は、【土の魔法】で足元の摩擦力を強化して、滑ってしまわずにその場に留まっていた。


 しかし結局は、この滑り台を降りる必要がある。


 どうしようかと考えていると―

 上の方からガラガラという音が聞こえてきた。


「なんだろう?」



 その音は、巨大な岩が転がり落ちてくる音だった。


「なんという、ベタな展開だ!!」



 俺は、迫り来る岩を背に、滑り台を駆け下りていった。



 どれくらい、走っただろう。

 岩はまだ後ろから追いかけてきている。


 次の瞬間、足元がスカッと空を切った。


「へ!?」


 なんということでしょう。

 滑り台が途中で切れていて、俺は空中に投げ出されてしまった。



「マズイかも!」


 俺は自由落下しながら、状況把握に全力を傾けた。



 下はドーム球場のような広さの空間が広がっていて、もうすぐ下の石の床にぶつかってしまう。


 俺は、自分自身に【肉体強化】魔法を掛けた後、【土の魔法】で衝撃を軽減する準備に集中し、地面との激突に備えた。



ドスーン!!


 着地とともに、【土の魔法】で衝撃を分散させたが―

 殺しきれなかった衝撃が、全身を駆け抜けた。


「痛てぇー!!」


 落下の衝撃で、両足が痺れてしまっていた。


 俺は、しびれた両足を無理やり床から剥がすと、

 全力で前にジャンプし、転がった。



ドオォーーン!


 その直後、俺のいた場所に、さっきまで俺の後ろを転がって来ていた岩が落ちてきた。


「ひー」


 俺は、額の汗を拭った。


~~~~~~~~~~


 やっと冷静さを取り戻した俺は、あたりを見回してみた。


 そこは、野球場を一回り大きくしたような空間で、周りに64本の柱が等間隔に丸く並んでいた。


 しかしその柱、5本ほどが下に届いておらず、宙ぶらりんの状態になっている。

 手抜き工事かな?



 空間の中央にも大きな柱が立っていて、その近くに……


 巨大な石像が立っていた。


 あれが、この階のボスか?

 まあでも、他の敵は居ないし、一匹のほうが戦いやすいか。


 しかし、他の階とあからさまに雰囲気が違う。

 もしかして、やっと一番下にたどり着いたのかな?


~~~~~~~~~~


 俺は、恐る恐る石像に近づいてみた。


 すると、石像はクッと顔を上げ、目が怪しく光った。


 そして、それと同時に地下空間の一番外側の壁の下から、光るバリアの様なものが現れ、地下空間全体を半球状に包み込んでいった。


「何だアレは!?」


 その光るバリアの様なものを【鑑定】してみると―


┌─<鑑定>────

│【戦闘空間保護バリア】

│衝撃を外に出さないバリア

│解除されるまで、脱出不可

└─────────


「脱出不可!?」


 俺は、試しに【瞬間移動】をしようとしたが―

 バリア内部へは使えるが、外への移動が出来ない!

 これはヤバイ!


 これは、全力で戦わなければ!



 先ずは、敵の【鑑定】だ。


┌─<ステータス>─

│種族:大地のゴーレム

│レベル:50

│HP:23,486

│MP:3,791

│力:558 耐久:737

│技:225 魔力:225

│スキル

│ 土5、肉体強化5

│ 体術5

└─────────


 ヤバイ、ヤバ過ぎる!


 レベルが俺より高く、

 力と耐久は、俺の2倍近い!

 HPに至っては5倍だ!



 俺、この戦いが終わったら結婚するんだ……


 ……



 嘘です!

 DTのまま死ねるか!!


 俺は、【肉体強化】魔法、【クイック】などをフルに使い、ボスに向かって駆け出した!


塔が傾いてしまわないか、心配です。


ご感想お待ちしております。

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