あくまでもサタンです。
とりあえず畳の部屋で正座をさせられてる魔王サタン。
何故か厚化粧してるのが気になるが、、、
「でー、、、何故お父様がこの星に来ていて家の冷蔵庫を荒らしていたのかが分からぬのじゃが」
するとサタンが正座をさせられたまましょんぼりして
「お父さん、ミュゼちゃんが心配で地球に行こうと思っていた途中で戦士32に出くわしたのよぉ」
「うむ、心配してくれるのは嬉しいがー、、、戦士32て何じゃ?」
「そーそー何かね最近お父さんを倒そうとしているユーザーが多くて中でも戦士がいっぱいいるんだよねぇだから名前いちいち覚えるの面倒臭いから数字にしてるんだぁ、ね?覚えてるの偉いでしょ?ね?」
ワクワクした感じでこっちを見つめている、やや上目遣いで。
何かサタン様がウザキャラになってる。
え?オカマキャラ?、、、
そこは気にしないでおこうと二人は決意した、、、
「もはやゲーム感覚でお父様を狙っておるのか!」
「しかも戦士32まで覚えているサタン様はやはり神、いや、鬼凄いですね。」
アドルフに鬼凄いと言われたサタンは少々ご機嫌であるがよくよく考えるとサタンは鬼より強いはずなのだが、、、
「それがね最近200万DL突破してねぇなかなか抜け出せなくなっちゃったのよん」
『、、、てどんだけ人気なんだよ魔界っ!
てか、いつからDL方式になってんだよっ!なんか安っ!!』
そして魔界の現状を知った二人は新たな決意した。
二度と魔界に帰ることはない!と。
「でも何じゃろ、それでも倒されないお父様ってチートの可能性を疑うのじゃがー」
「何を言ってるのよん!お父さんミュゼちゃんの為に地道にフォロワー数を増やしていって課金もせずに仲間をふやしたのよ?おかげで皆が私を守ってくれるわ」
「いや、サタン様、それ更に別の話になってる気がするのですが、、、」
何か魔界の様子がおかしい事に二人が感づき始めた。
するとサタンが何か焦りだして話を元に戻した。
「ま、まあそれはそうとねっ?その戦士32がなかなか強敵だったのよーん、結果予定以上の体力が消耗され命からがら逃げて来て気が付いたらあらまっ!てワープしてぇー気がついたら目の前に食べ物畑があってぇー」
「食べ物畑と言うか明らかに家じゃな、で今に至る?」
「あ、そうそう!でーミュゼちゃーんいつになったら地球破壊してくれるのよぉーん?私がなかなか力を発揮できないじゃいのよん」
『話そらすの突然過ぎるだろっ!』
「と言いますかサタン様、昨日も荒らされてたのを私が発見したのですが話によりますとどうやらサタン様では無いようなのですが心当たりでもありますか?」
するとサタンは突然思い出したかのように手を合わせ
「あーっ!そういえばカミューちゃんもミュゼちゃんをアドルフと二人にさせるのは危険だーって言って魔界を出たのよねぇ、もしかするとカミューちゃんもこっちに来ておるのかもしれないよん?」
『えっ、、、』
すると二人の顔色が急に変わり青ざめ始めた。
((すんげー面倒臭い奴が地球に来たかもしれない。))
二人は言葉は交わさなかったが同じ気持ちを胸に抱いていた。
《カミュー・グーデリッヒ・アンデルセン3世:
ミュゼとの幼なじみでミュゼに好意を抱いていたが小さい頃からアドルフがミュゼの世話役を務めていたせいでアドルフに嫉妬心を抱きそれから何かとミュゼを賭けて勝負を仕掛けてくるようになった。
それがとても面倒臭いと二人は感じいつしかカミューを嫌がるようになったのです。》
それを見たサタンは疑問だったがそれよりも気になる事をまず口にする。
「で、それはそ・う・と・地球をいつ破壊するのよん?」
こんな魔王だけど怒らせるとかなりヤバいのは二人共よく知っているので破壊出来ないじゃすまされない。
「うっ、、、、え、ま、まあこれからじゃよ御父様、い、今作戦会議をしていた所じゃ、、」
明らかに動揺を隠せないミュゼ。
すぐ表情に出てしまうのが昔からの悩みらしい。
それを察したサタンが目を細めミュゼを睨みつける。
「パジャマ姿で作戦会議ぃ?それーやる気なくなくなぁい?」
「ギクッ」
それを見かねたアドルフが耳元で。
(ミュゼ様、ここは私に合わせてくださいね?)
(お、おぅ助かる!こういう時だけはほんと便りになる)
(こういう時だけ、、、)
アドルフから自然と覇気が無くなる、、、
「ん?二人共どうしちゃったのよん急に冴えない顔しちゃってぇー」
すると気を取り戻したかの様にしれっと言い放った。
「いえ、地球を滅ぼそうとしたらそこに最強の戦士が現れたのです!そいつがなかやかの強敵でー、、、」
こういう時のアドルフの演技は絶品物である、、、
魔界では"ひかえめ王子"と言われ騒がれた位だ。。
「それはほんとなのぉ?それかなりヤバくない?」
(いえ、アナタの方が相当ヤバイですある意味)
「こっちの世界にも戦士がいるなんて聞いてなかったわ!でも二人してかかればそんなのすぐに倒せちゃうんじゃないのん?」
確かにそれもそうだ魔界界トップファイブに入る内の二人がここに居るのだから戦士の一人や二人敵ではなかった。
だがここはアドルフが懸命に話を盛った。
「い、いえ、そいつはかつて鬼を3体斬ったと言われる相当な剣術の持ち主で、、」
「え?そなの?で、その戦士は何て言う人のぉ?」
「も、桃太郎、、です!」
するとミュゼが鋭い目つきでこっちを睨む
(バカ者!そんな作り話お父様なら直ぐにバレるわ!)
(す、、すみません、とっさの判断で昨日某CMでイケメン役者が桃ちゃん桃からパッカーンっと演じてたのを思い出しましてつい、、、)
だが魔王サタンはそれを聞くなり邪悪なオーラを身にまとい始めた、周りにある家具などがみるみるうちに宙に浮かび始めた。
「そ、、、それはほんとなのぉ!?私のオカマ仲間の、あ、いや、親友のジョセフとセバスとスミスを倒したと言う桃太郎はこの星に居たのねっ!?」
((色々とマジかっっっっ!!))
「で、その桃太郎は今何処にいるの?私が仇をとってやるわ!」
魔王サタンからはとてもとは思えないくらいの殺気が感じられる、見つけたら即殺されるであろう。
だが、、、そんな人物は居ないのだが。
(どうしたものか、来週エロゲ最新作『まさか僕の妹がエッチ先生だったなんて誰にも言えない。』の発売日なのにその前に破壊されては困る、どーしよー)
(んーこのままでは地球を破壊されてしまう、、、イコール私もミュゼ様に滅ぼされてしまう、、、まだミュゼ様に誓いのキスを、、、グオーーーーッアドルフよ冷静になるのだ、、、だ、、、だが、、、)
このままでは地球が危ない!
どうするミュゼ、アドルフ!
地球の運命は君達に託された。
続く
話がまたそれてしまう、、、
思い描いてるストーリーはこうでは無いのですがミュゼとアドルフがどうしても違う話にもっていってしまう、
と言うより今回は明らかにサタンの仕業だろっ!!
桃太郎どすんのっ(汗)
そんなわけで今回も続く事になりますがスムーズに次回もかけてるので予定の月曜日に投稿出来たらと思いますのでこれからもミュゼとアドルフの応援よろしくお願いします。
おかぴ先生