光と影
暫く3人時々隣に住んでるカミュも合流して何だかんだと平和に暮らしていた。
魔法少女と悪魔が同じ屋根の下でと言うのも何だか滑稽である。
「アドルフさまぁ~ハァハァ」
「ハンナ様、少しは離れて頂けると有り難いのですが、、、」
ハンナはアドルフにメロメロなのをミュゼは暑苦しく思ってはいるがこの畳6畳では仕方が無いと半ば諦めていた。
「じゃがしかし、ハンナよ、そう言えばお主は足立区の魔法少女だと言っておったな?」
するとハンナの顔つきがキリッと引きしまったのに二人が気づく。
「そうよ?それがどうかした?」
「ミュゼ様もお気付きでしたか。」
アドルフは出来るだけ長くこの平和をミュゼに見せておきたかった。
だが遂にミュゼがこの事に気づきだしたのだ。
そして確信に迫る。
「何故魔法少女が各地区に生息しているのかが先ず気になる。儂らを滅ぼす為か?にしてはこんなに即座に魔法少女を配属させるには早すぎるでな?儂達がこの地球に着たのは最近の事なのでな。」
「そうね、貴方達は言ってしまえばついでよ。貴方達魔王サタンの国よりももっと強大な力がかつてこの地球を襲ったわ。その時に命と引き換えに救って頂いたのが。桃太郎様なのよ、、、」
「やはりカミュが偽物を演じてたのは気づきていたのですね。」
アドルフが冷静に質問をする。
「そんなの当たり前でしょ、私が当時あの桃太郎様の先発部隊だったのだから、、、」
「まだ封印は解かれていない。でも近々解かれる時が来るでしょう。貴方達がこの地球に着たのもそのよちょうだと私は見ているわ」
「ミュゼ様、、、」
「分かっておる。お父様もそれに気づいて儂達を地球に送ったのであろう。」
「でも気をつけて、貴方達は他の魔法少女に狙われている事は忘れないで?私は監視役としてここに居るけど、他の区域の魔法少女がこれをいつまで黙って見過ごすとも思えないの」
3人に緊迫した雰囲気が醸し出されていた。
するとドンッ!
と玄関を荒々しく入って来たカミュがいた。
「ミュゼ!アドルフ!今すぐこっちへ来い!」
「どうしたのじゃカミュよ?少しは落ち着けい」
「これが落ち着いてられっか!取り敢えず早く来てくれ」
今までに無い雰囲気のカミュにただ事では無いと判断したミュゼとアドルフはすぐさまカミュの部屋へと向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なんじゃこれわっ!」
ミュゼとアドルフは驚きを隠せずにいた。
PCが壁一面に張り巡らせていて何やら訳の分からない図面が色々映しだされていた。
「これは、驚きました、、、カミュが機械好きなのは知っていましたが。これまでとは、、、」
「うむ、、、これは凄いとしか言いようがないじゃの」
そして二人の頭上には勿論【ハテナ】のマークが映し出されていた。
「で、カミュよ、儂に内緒でこんな大画面でゲームをしていたとはけしからんっ!」
「なんでじゃ!これのどこがゲームに見えるっ!」
すると後ろから腕組みをしたハンナが入って来た。
「なるほどー、これで私達を逆に監視していた訳ね」
「ん?どゆ事じゃ?」
カミュが今までに無い位荒んだの表情になっていた。
「ミュゼ、アドルフ、黙っていてすまなかった。俺がここに来た本当の理由はサタン様の直々の名により各区の魔法少女の監視の為に地球に来たのだ。」
「あの日、サタン様に桃太郎として連れ去られた日ですね。私も直ぐに貴方が戻ってきたのは何かおかしいなと思っていました。」
「ん?なんの事じゃ?儂にも分かりやすく説明せい!」
するとカミュが立ち上がり、
「遂に、天界と人間界と魔界の全面戦争になるかもしれねぇって事だ!」
流石にミュゼもアドルフもこの話で笑えない状況になっていた。
「遂に、あのゼウスが動き出したか、、、」
カミュの部屋にあるいくつものモニターには、23区の外れにある場所に大きな赤く点滅しているのとその周りを囲むように無数の小さい点がゆっくりとこちらに向かっているのが見えた。
天界人が地球に来る目的とわ?
思わぬ展開になりました、魔法少女と天界人と魔界との関係は?
全てが交わる時、新たな道が開かれる、、、
あくまで悪魔さま。次回に期待。
おかぴ先生




