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あくまで悪魔さま。  作者: おかぴ先生
13/18

あくまでも魔法使いに出会う?

 メゾン・マカイは今日も平和である。


アドルフはキッチンでいつものように朝食を作っていると、ふとミュゼの様子がおかしい事に気付く。


いつもの様にエロゲーをやっているのだが時折目を痒そうにこする姿が目についたのだ。


「ミュゼ様?どうされました?」


ミュゼは痒そうに目を擦りながらアドルフの方を見遣る


「さっきからチクチクするのじゃ、そう言えば暫く髪を切ってないせいか伸び過ぎたようじゃ、、、」


「あ、そう言えば暫く切ってませんでしたね、早速切りましょうか?」


「そうじゃの、、、だが断るっ!」

「なっ」


何故か強気にミュゼがそう言った、、、

勿論アドルフは即座に断られたのが謎である。


「何故ですか?そのままだとうっとおしくないですか?」


「いや、非常にうっとおしいわっ!だがアドルフよ、お前にだけは切られたくないのじゃ」


悪魔は人間よりも遥かに髪が伸びるのは遅いが一応伸びる時があるのだ、あまりファッション性など気にしない悪魔業界はその辺の人に頼んで切って貰うという習慣があったのだ。

だが、ミュゼは魔界に居た時にアドルフに前髪を凄く短く切られ笑い者になったのが凄く嫌で今でも根に持っていたのだった。


「でもミュゼ様、今この日本では"前髪切り過ぎた"と言うのが流行っており前髪短いのが可愛いくてもはや流行語ノミネートにもなるかもしれない勢いですよ?特にミュゼ様は何をやっても可愛いのに何故自ら前に出ないのかが私には分かりません、人生の半分を損しているとしか思えませんっ!」

「そんな事は儂はしらぬ、と言うより後半の方は前髪全く関係無く思えるしそんな事で人生の半分損はしないわっっ!!」


するとアドルフがやれやれとため息をつきながら朝食のフレンチトーストとホットティーをテーブルに並べる


「ふぅー全く困った子ですねぇーどうしたものやら、、、」

「困らせたのはお前じゃっ!アドルフにだけは嫌じゃ!」


するとハッとアドルフが思い出したかの様にパソコンで何かを調べだした。

この調べ物をする時のアドルフが1番輝いて見えるとミュゼはいつも思う、もしかすると自分もエロゲーをしてる時はこの様に見えているのかと少し後悔をしていた、、、

何故なら、、

ヨダレを今にも垂らしそうな勢いでグヘヘと笑いながら調べ物をしている姿はどうみても只の変態にしか見えないからだ、、、


すると調べ物が終わったのかいつものクールフェイスなアドルフに戻ってミュゼに振り返りながらこう言った。


「ミュゼ様、病室に行きましょう。」



ビョウシツ、、、、、?




「キサマ、、、儂に滅されたいか、、?それは【ビョウシツ】じゃなくて【ビヨウシツ】じゃたわけがっ!」


「なる程、発音で全然意味が変わるのですね、日本語って面白いですね」


「うむ、だから漢字と言う文字が存在するのだろう、ひらがなやカタカナだと分かりづらいものもあるからなー」


「また1つ勉強になりました、、」


「ふむふむ、、、」


「、、、、」



「取り敢えず近くの美容室に行きましょうか」

「うむ、そじゃな」



ってな訳で二人は駅前にある美容室へと向った。

最近はここ五反野駅も人が溢れてきてそれと同時に美容室も増えていって今じゃ駅周りだけて10件は超えるらしい、、、


その中でも"魔法使い"と言うどう考えても怪しく変わった美容室があり二人は前々から気になっていたのだがこれをきっかけに入店する事にした。


だがこの"魔法使い"で美容師を見た者は誰も居なく何故潰れないのかも不思議な位だった、、

時々1人イスに座っておりパーマをあてられているがやはりそこに美容師らしきものは見かけなかったと言う。


「誰かおらぬかぁー?」


「やはり噂通り誰も居ませんねぇ」


「うむ、本当に魔法使いが出て来たら凄いのじゃがな、、でもなんじゃろついさっきまで人がいたかの様な雰囲気じゃのー」


ミュゼは少しワクワクした表情をみせる。


しかしこのまま何も起きなければミュゼの前髪が切れないとアドルフは思い辺りを必死に探した。

(何故こうもしてまで魔法使いでわざわざ前髪を切らなければいけないのかは謎である。)



すると少し変った所をアドルフが発見した。

でもどことなくその表情は強張っていた。


「ミュゼ様、これ見てください」


「どうしたのじゃアドルフよ?そんな幽霊でも見たような表情しおって」


そのアドルフが指差す方を見遣る

するとミュゼも表情が一気に強張り二人は無言で顔を見合わせた。


レジ近くのテーブルに置き手紙があり、そこにはこう書かれていた。


【いらっしゃいませ魔王のおじょうちゃんとそのパシリの坊や、 ちょいと今買い物に行っているので後ろのテーブルの上にホットティーとマドレーヌを置いてるからそれを召し上がってまっててちょうだい♡】



二人は同時に後ろを振り向く


そこには今さっき注がれたかの様な温かい紅茶と出来たての様にふんわりしたマドレーヌがそこに置いてあった



『魔法使いは本当にいたのじゃっっ!!』

『私はパシリではないっっ!!』




続く



 今回も読んで頂きありがとうございます。

悪魔でも髪が伸びるのは僕自身驚きでした。

でもこんな不思議で素敵な美容室があったら行ってみたいと思いませんか?

ちょいと摩訶不思議な今回の章ですが僕は昔そんな美容室に出会った事があって今でも忘れられない物語となって今も記憶の脳裏に焼き付いてます。

そんな僅かな記憶を頼りに今回の章を書いてますが無事にミュゼは前髪を切ることが出来るのでしょうかねぇ~?

それは私にも分からないですが次話も楽しみにして頂けるとありがたいです。


おかぴ先生


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