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霧の中で

朝日

作者: 西の宮

 朝日を浴びると 人は満たされた気持ちになると聞く


 今日も1日 頑張ったと横になり

 ぐっすりと休んだ後 朝日で目を覚ます

 

 幼い頃は そんな生活が当たり前だった



 当たり前が当たり前じゃなくなるきっかけというのが ある人間の方がまだマシ

 気が付けば 朝日を浴びる日常が苦痛に感じる生き方になっている


 

 数時間もすれば 明日の朝日を浴びることになるが

 もし未来が選べるのなら 朝日を拝まずに朝を迎えることも選べるのだろうか?



 選べない未来を ぼんやり想像してしまう

 

 そんな可能性など いくら考えたところで夢物語

 誰の心にも残らない 妄想


 もう2度と考えない 想像しないと決めたのに

 独り振り返っては 嗚咽をもらして馬鹿みたい


 今夜も耐えがたい泥の中でもがきながら 私は夜をすごす

 

 おぞましいほどの輝きを放つ朝日だが

 空っぽの私でも あの光で満たされる日は来るのかな?

 

 

 

 

 

 

夜明けは まだまだ遠いみたいです

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