〜最初の始まり〜
第1話 古い神社と謎の声
ここは日本の人里離れた山奥。ここにはしなびれた神社があった。
「ここに何があるんだよ。 絶対嘘に決まってんじゃん」
僕は友達に呼ばれた。友達の名前は和哉。和哉曰くここでは神隠しが起こるらしい。
一ヶ月前にも二人の大学生が神隠しにあったらしい。
その二人はその3日後に帰って来たけど二人とも神隠しにあったのは本当らしいけどよく覚えてないらしい。本当かわからないけど。
だけど
「あいつ遅いなあ。」
和哉はちゃんとしている。だから遅刻するやつではない。
「それにしても古くて汚い神社だな。参拝客も僕以外誰も来ないしよく潰れなかったな。それに階段は長いし山奥にあるし··· 昔は参拝客も多かったのかな?」
僕は急にこの神社について気になってしまった。
「少し回って見ようかな。」
僕は思った。その時だった。上から女性の声がする。
「あら。また参拝客かしら。」
僕は声のする方を見た。しかし誰もいなかった。気のせいだろうか。すると
「こっちよ。」
次は後ろから声が聞こえた。誰かはわからないが振り返って見たしかし誰もいない。地面を見るとさっきまで無かった大きな穴があった。するとその穴から声が聞こえた。
「こっちにいらっしゃい。幻想郷ヘ。」
さっきから聞こえる女性の声だ。僕はその大きな穴を覗いて見た。すると後ろから誰かに背中を押された。
「え? うわあ〜!」
僕は驚いた。穴の中へ真っ逆さまだ。
「これで二人。さてどうなるか。うふふ。」
謎の女性は笑った。そして消えた。穴も消えた。また二人の学生が消えた。
生明 和哉
燕倉 碧空
この二人は今日この世界から姿を消した。






