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第6話
バートが歩き出したとき、首筋にひんやりした感触が現れた。
「うおぉっ、冷たっ……」
ビックリして首筋に触れる。
ぷるんとした冷たい感触がそこにあった。
「あれ?スライム?」
そういえば、スライムの名前を付けてなかったよなと、バートはふと思い出すが、そのままでもいいのではないかと気にしないことにする。
「戻ってきたのか、また、一緒に居てくれる?」
スライムはバートの荷物に潜り込む。それを見て、微笑むバート。
「とりあえず、目標は……この能力を十分に使いこなすことだな」
魔法でもない、異質な能力。
「そして、この世界を変える存在……それも探していくからな」
バートはスライムにわかるように話しかける。
とりあえず、1章は終了した感じですね