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母との会話。明日の夜会について。

宜しくお願い致します。

主人公の年齢設定変更致します。申し訳ありません!

「明日...ですか? 」

「やっぱり、忘れていたのね。

言って良かったわ。だって、マリー本当に

楽しみにしてたもの」

「もう何年も会っていないものね。

ルーファス王子とは」


むむむ。


どうやらマリーは、

ルーファス王子の事が大好きで、

何度も婚約を申し込んでいたらしい。

そして何度も断られているようだ。


「お母さん物凄く応援しちゃう。

だから明日は朝から頑張らなきゃね」


記憶が入ってきたばかりなのに

不安を隠せず、


「お母様、明日は絶対出席しなくては

ダメなのですか? 」

「何を言っているの。

こんなチャンスないのよ。

明日は、花嫁候補を探す日なのよ」


まじですか...


婚約の申し出、何回も断られているし、

手紙出しても返事来ないし、

......なんか思い出して

ムカムカしてきた。


王子とか言っても酷くない?

いくら好きでもない相手だからって、

完全シカトですよ。

「第一王子かなんかしらんけどさ。

そんな男、こっちからお断りですわ」


わっはっは。


「マリー、よく頑張った。グッジョブ。

これからは、自由にやらせてもらうよ」


「マリー? 怒った顔したり、笑いだしたり。

やっぱり、何かおかしいですわよ。

ホントにマリーなの? 」


ヤバい、ヤバい。バレちゃう。バレちゃう。


「おほほほ。なんでもございませんわ。

明日が楽しみになってきてしまって」

「さすがっ、私のマリー。

明日に備えて今日は安静にしているのよ」

「はいっ、お母様」

母が楽しそうに、部屋から出ていった。


「ふーっ。危なかった。

ホント母って甘いわ」


なんとか記憶も戻って、

マナーも分かるし、それにルーファス王子

の顔、拝んでやろうじゃないの。

最後に会ったのは5、6年前か。

確かに可愛らしい顔してたわ。


「男は、顔じゃないっ! ハートよ。ハート」


よく美香から、

「なんか、まりって古くさいよね。

でも、まりが男だったらな~」

なんて言われてたっけ。

少し、しんみりしたけど、


「くよくよしても、しょうがない。

明日までに、色々と情報あつめなきゃ」

切り替えも早く、男前なのであった。


「なんか、結構楽しみになってきちゃった。

明日はお祭りみたいなもんだよね。

それに異世界の料理なんて、

楽しみ!王家だもんね」


とりあえず、王子に挨拶して、後は隅の方で

食べまくってればいいか!


そうと決まれば、早速、本でも読みますか。

本を手にとる。


トントントントン。


「マリーお嬢様、お夕食お持ち致しました」

リリアンが夕食を運んできたようだ。


「リリアン。わざわざ、ありがとう」


「..................まっマリー様? 」


はい。本日2回目~。

全くどんだけなのよ。

流石に泣かないだけいいか。


「リリアン。いつもありがとう」

「これからも、宜しくお願いしますね」


「················私、マリーお嬢様に

一生お仕えします!! 」


ひぇ~~。

これからは、使用人達にも態度改めないとね。


美味しいご飯を食べ、満足し、

「今日は疲れたから、もう寝よっと。

明日の事は明日考えよーっと」


なんとも楽観的な、まりであった。

https://ncode.syosetu.com/n6891fy/

異世界の扉~女王への目覚め~

王道ファンタジーも少しずつ書き初めてますので

宜しければ、お口直しに読んで頂ければ、幸いです。

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