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異世界にて。

宜しくお願い致します。

主人公の年齢設定変更致します。申し訳ありません!

「マリー様、マリー様っ!」

誰かが、慌てるように声をかけてくる。


「うっ、痛い····」

庭の散歩中に、石につまずき、おもっいきり、

転倒してしまったようだ。


「マリー様? 私、まりだけど。めっちゃ、

ニアピン。呼び方間違えて無い?」

「何をおっしゃっているのですか?」

メイドのような格好をしている女性が

心配そうにこちらを見ている。


「マリー様、頭は大丈夫ですか。

呼び掛けても、返事がないようですので、

心配いたしました」

「痛い所はございませんか?」


「痛いは、痛いけど。

いったい····ここ····どこ?」


「マリー様、大変っ! 私の事分かりますか?

すぐにお医者様にみてもらいましょう」


ぐいぐいと、その女性が手をひいて、

屋敷のほうへと連れていかれる。

周りを見渡すと

中世のヨーロッパのような庭が広がっている。


屋敷に着いたまりは、沢山の人に

着替えをさせられて、ベッドに寝かされた。


「マリー様、すぐお医者が来られますので

安静にしておいで下さいませ」

静かに女性が、部屋から出ていく。


ガバッ。

まりは直ぐにベッドから出て、鏡へと向かう。


「なっ....! なにこれ~! 」

まりは、目を見開き、鏡に映る人物を

くいいるように見つめる。


「だっさ~! なにこれ。縦巻きロールって

どこの悪役令嬢よ・・・・・

えっ・・・・・悪役令嬢?

もしかして、これって、悪役令嬢~っ!」

思わず、大きな声で叫んでしまう。


ドンドンドン。


「マリー様、どうされました?

何やら大きな声が聞こえたのですが。

扉を開けさせて頂きます。」


ガチャ。


「マリー様、起きてはいけません。

すぐにベッドにお戻り下さい」

無理やり、ベッドに戻されてしまう。


まりは、訳がわからず、考え込んでしまう。

「いったい、どうなってるの....」


お医者様のような人が来て、診察される。

「頭を打って、一時的に記憶が

飛んだのでしょう。時間がたてば、

記憶は戻ります。心配はいりません」

どうやら、一時的な記憶喪失と

診断されたようだ。


「マリー様、とりあえずは、

安心いたしました。直ぐ思い出すかと

思いますが、何かございましたら、

リリアンをお呼び下さいませ 」


「ご夕食ができましたら、

本日は、お部屋に運びますので。

それまで安静にして下さいませ」


リリアンが部屋から出ていった。


「のんびりしてる暇はないわ。

まずは、状況から把握しなくては」

まりは、ベッドから起き上がり、

もう一度、鏡の前にたつ。


「う~ん。何度見ても、ださいわ....」

目はパッチリ二重のグリーン、

髪の毛は明るい栗色の縦巻きロール。

年は15才位。

肌は真っ白で透き通る位白い。

なかなかの美少女である。


「はぁ~。どうしてこうなった。

朝、出勤しようとして横断歩道を

渡る所まで覚えているんだけど」

「はっ!!!もしかして、私死んだっ!?

これって、まさか、最近読んでた、

悪役令嬢に転生するって話しじゃないよね?

いやいや、落ち着け、マリーとか言う人

出て来なかったし」


チリン....


音のする方へ目を向けると、朝見た黒猫が

こちらを見ていた。


「あっ~! あの時の、黒猫~!!」

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