遭遇
一回投稿したつもりがエラーで消えちゃいました。
とにかく今の状況を1つずつ整理していこう。
急激な非日常のおかげで目は一気に覚めてくれている。
むしろ頭が目まぐるしく回りすぎて未知の光景への恐怖、この先の不安でパニックなくらいである。
いらない頭が回りすぎて、昔見たTVのバラエティ番組で芸能人が寝ている間に外へ運ばされるのを思い出した位である。
「寝起きドッキリにしては手が込みすぎだって…」
思わず漏れた独り言の声は裏返ったような高い声。
自分が思っている以上に自分は混乱しているようだ。
深呼吸をしながら早まる心臓に手を置き今一度周りを見渡す。
森林浴とはよく言ったものだ、これほどの状況でオーバーヒート気味の頭を冷やしてくれるヒンヤリ気持ちのいい空気。
都会の空気とは明らかに違う大自然を感じさせてくれる。
最寄りの駅へ向かう途中の公園などではまず感じられない。
勘弁してくれ。
次に身の回り。
寝ているときに愛着しているよれよれのTシャツとジャージ。
以上。
せめて目覚め的にも枕と毛布は欲しかった。
森の中ではあるが道…というべきだろうか、自分の寝ていた向きに木々は開いて入おり、自分の目覚めたあたりはちょっとした広場のようにひらけている。
道の先は霧でよく見えないがまっすぐ道が続いてそうではある。
…?
なんだろうか。
遠くのほうから何かが向かってくる。
まだ霧の中にあるためはっきりは見えないが小さな影が跳ねている
小動物のようにも見えるが…うさぎ?
それにしては変わった色だ、青みを帯びていて現実感がない。
しっかり見える距離になって自分の目を疑う。
ん?
やっぱり夢なのか?
青い透明な、ゼリーのようなモノがこっちへ向かって来ている。
実際に見たことはないがどういう生き物かを知っている。
スライムだ。
スライムが元気に飛び跳ねている。
どうやら自分は異世界転移をしてしまったようだ。




