猫が嫌いなもの~あるいはしつけ方入門編~
風呂と病院としつけと。
たいていの猫が嫌いなもの、ナンバーワンはやはりお風呂だろうか?
猫は基本的に自分で身体を綺麗にするから、あまり洗う必要はない。しかしたまにはひどく汚してきたり、変なにおいがしたりベタベタになっていたりと洗いたくなる。
いつもは平気でお風呂場でくつろいだりもするくせに、洗おうとすると途端に逃げ出してギャオギャオ鳴きわめくのは歴代のどの猫も共通している。お風呂で暖まって居眠りする猫の動画なんかも見たことがあるが、あれはあくまでも珍しいから再生回数が伸びるんだろうな、と思っている。それとも仔猫の時からぬくぬくとした心地よさを教え込めばお風呂大好きになるのかしらん?お湯を掛けている間は抗議の声だけは止まないが逃げない、という子もいた。
顔と耳にはかからないように気を付けながら、お湯を掛けて濡らし、シャンプーを付けて泡立てる。顔が汚い場合は後で濡れタオルで拭く。身体が汚れすぎていて泡が立たなければ、数度洗う。シャンプーは毛に残った成分を舐めても大丈夫なように猫専用のものが必要だ。時間が短くてすむ様にリンスインのものが良い。最後にシャンプーの成分がなるべく残らないように、お湯で念入りに流したら終了だ。
お風呂の後のドライヤーも嫌いだ。逃げないように押さえつけながら乾かすのは結構大変なので、半分くらい乾いたら後は本人に任せる事にして洗面所から解放する。
お気に入りの場所まで逃げて行って、ウニャウニャ文句を言いながら、一生懸命身体を舐めて乾かす。風邪をひかれると困るので、冬なら先に部屋を温めておく事が必要だ。どんなになついている猫でも、お風呂を強要したら拗ねてしばらく近付かないのは覚悟しなければならない。
それから病院にまつわる事。
キャリーバッグだったり、車に乗せる事だったり、病院に行く時だけ使って苦手意識を持たせてしまうと、他の所へ連れて行く時も怖がってぶるぶる震えていたりする。ただし病院が終わっての帰りの車中は平気の平左だったりするのだから現金なものだ。
初めて連れ出す場所は病院以外が良い。そしてなるべく他の所への頻度を高くして馴れさせれば、大丈夫なはずだ。
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自由気まま、好奇心旺盛でツンデレ気質なのが猫の信条だから、基本的に強要されることが嫌いだ。上記の具体例にはいずれもその「強要されること」が含まれていることに気付いていただけただろうか。
猫のしつけには決して暴力は必要ない。暴力で強制されても反発するだけだし、無意味に怖がらせるだけだからだ。
粗相したその場で抱き上げて目を合わせ「ダメでしょ」と言い聞かせれば理解する。後からではなく失敗したその場、気付いたその場でないと何について怒られているのか猫が理解できない。「昨日○○したでしょ」などと言っても言葉が通じている訳ではないから無意味だ。猫が理解していない失敗を繰り返して「またやった!」なんて怒っても、猫ではなく、やってはダメな事を理解させられない飼い主の方がダメなのである。
理解してなおやらかす確信犯の場合は根気強く叱りつつ対策を施すしかない。叱らなかった場合は、今はもうやっても良いと許可が出た、と解釈されてしまう。何度叩いても絶対またやらかすので無意味だ。
ちなみに確信犯はやらかしが発覚した時必ずヤバい見つかった!と後ろめたい顔をする。ごめんねと媚びを売ってきたり知らんぷりしたりもする。かわいい仕草に負けずにきちんと叱るのが、飼い主の義務なのかもしれない。
思いがけず長くなりました。○○入門編は後から名付けています。
申し訳ありませんが、明日の更新はおやすみします。




