幽霊になった少年は「死」を望む
「幽霊を信じない」
末津直樹は物心着いた時には既にあったその信念に従い生きてきた。
しかし、その信念は高校に入学したばかりのある日、落下してきた看板によって命を落としたことで揺らぐこととなる。
なぜなら命を落としたはずの彼が、「あの世」にもいかず「この世」にとどまることになったから――幽霊として。
これは、幽霊を断固として否定してきた少年が、自分が幽霊になって、そして多くの幽霊と関わるに連れて考えが変わっていく――かもしれない、そんな物語り。
末津直樹は物心着いた時には既にあったその信念に従い生きてきた。
しかし、その信念は高校に入学したばかりのある日、落下してきた看板によって命を落としたことで揺らぐこととなる。
なぜなら命を落としたはずの彼が、「あの世」にもいかず「この世」にとどまることになったから――幽霊として。
これは、幽霊を断固として否定してきた少年が、自分が幽霊になって、そして多くの幽霊と関わるに連れて考えが変わっていく――かもしれない、そんな物語り。
プロローグ 考える少年
2016/03/14 18:57
第1話 勇敢な少年は「死」を迎える
2016/03/20 19:02