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200文字の『双子』シリーズ

転校生(200文字小説)

作者: 日下部良介

ホームルームが始まると、先生が女の子を連れて入って来た。

「おっ! 転校生? しかも可愛い!」

幸い俺の隣の席が空いている。



自己紹介を終え彼女は俺の隣の席に座った。

「よろしくね」


放課後一緒に帰ろうと校門で待つ。

「ねえ、一緒に帰らない?」

彼女は振り向きもせず通り過ぎた。

「さらば俺の初恋よ」


「初恋って?」

ドキッとして振り返ると今去ったばかりの彼女。

「あれっ? 今・・・」

「ああ、あれは双子の姉よ。別のクラスなの」


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― 新着の感想 ―
[一言]  えー。実は、彼も双子で、お姉さんのクラスには、もう一人が。お互いに誤解を重ね、いつか兄弟はいがみ合うように。そして、ある日、とうとう耐えかねた弟が絶叫と共に兄を…。 ナンチャッテ。  お疲…
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