プロローグ
初投稿です。
これから、宜しくお願いします。
眩しい光が瞼の底に届いていた。
ゆっくりと俺は目を開いた。
ぼーっとした頭で
ここは自分の部屋ではないと気づいた。
寝そべっている所が妙に冷たいと違和感を抱いたが、
なるほど...床だったようだ。
「ここは何処だろう」
そう1人呟いた。
周りに人の気配はなかった。
「取り敢えず記憶を辿っていこう。
そうすれば、現状がわかるはずだ。」
記憶を思い出すためにゆっくりと目を閉じた。
○△□
俺はとある場所に住む高校生だった。
友達はあまり多いとは言えないが、
充実した学校生活を送っていた。
ある日、夕焼けが浮かぶ薄暗い空の中
コンビニに行った帰り道で古びたガチャガチャ
―所謂カプセルトイと呼ばれるモノが目に入った。
古びたガチャガチャで中身も見えず、
現代のお金を入れても回せる
という確証はなかったが、
面白そうという好奇心によって回すことにした。
「値段は、おっ!百円だラッキー」
と呟いたが、
回して何も出なかった場合や
そもそも回せなければ、そのお金は無駄になる
ということは明白だが、
「男ならやる時はやらなきゃな」
と誰もいないことをいい事に
キリッとした表情と声音で
しかし、息を吐き出すように呟いた。
お金を入れながら回してみる。
「ぐぐぐッ!古いと思ってたけど、
やっぱり一筋縄じゃ
まわせねぇよなっ」
「てか、固すぎ」
回らないので現実逃避を始めた。
古びているガチャガチャだけど、
百円って安いよな〜
子供の頃は、百円のガチャガチャが溢れていて、
二百円のガチャガチャになると高い!
ってなってたのに
今じゃ二、三百円でも安い方だしな〜
と、そんなこんなで現実逃避しながら
回す!という堅い意志で回すと少しずつ動き始め
回すことに成功した。
「よっっっっっしゃー!回せたぜ。
いやー、中々回らなくてどうなるかと思ったけど、
回って良かったわ。」
「んじゃ、開いてみますか〜」
どれどれとカプセルを手に取り回した。
「そうだった。セロハンテープが
貼ってあるんだった」
遂にきた第二関門!さぁ俺は開くことができるのか!?
1人目の俺に感想を聞きます。
俺は開くことが出来ると思いますか?
う〜ん、ガチャを回すことが出来たので、
もう怖いものはありません!
開くと思います。
おーっと1人目の俺は、これまでの経験で開くことが
出来ると考えているようです。
続いて2人目の俺に早速聞きにいきましょう!
2人目の俺!開くことが出来ると思いますか?
答えは否!
ガチャガチャも結構粘って回していましたよね。
固くて。
つまり、その中身にあるカプセルも
同じように固いはず!
つまり、回すことが出来ない!
おっーと〜何やら不穏ですね。
これは行方が怪しくなってきました!
さてさて、一体どうなるのでしょうか?
実況は私俺でした。
と、まぁ脳内で実況をしながら
何とか開くことが出来た。
脳内で2人目の俺が悔しげにしている様子が
見えなくもないが、ごめん、2人目の俺。
と声に出さず謝罪する。
紆余曲折を経て〜遂に
カプセルの中身を見ることが出来た。
「ん?何だこれ」
訝しげな顔をしながら
中身をとって確認した。
カプセルの中にある紙には以下のように書かれていた。
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異世界カプセル
こんにちは。このガチャガチャを引いていただき
誠に感謝申し上げます。
このガチャガチャを手に取った瞬間から貴方様は
異世界へ向かう権利を取得しました。
是非、異世界生活を堪能してください。
注意点:異世界には魔法と剣を使う、
所謂ファンタジーの世界です。
身を守る事を優先してください。
また、以下の特典を差し上げましょう。
…………………………………………………………
① ステータスウィンドウと呟くと
ステータス画面が表示されます。
② アイテムボックスと呟くと
異次元空間より現れる収納ボックスが出現します。
尚、中に入れたものが時間停止で腐らず、
容量は無限で便利ですので是非使ってみてください。
③固有スキル―――ガチャ
能力は実際に使用して確かめてください。
④ユニークスキル―――想像者
想像したあらゆる物事を思い通りに使うことができる。
⑤ ユニークスキル―――魔力無限
その名の通り無限の魔力を使用可能
…………………………………………………………
最後に、ここまでお読みいただき
ありがとうございました。
転送は今夜致します。
眠りに落ちて朝目覚めた頃には
異世界に転送されています。
それと、特典として安全な家を授けましょう。
───とは言っても
いまはまだ何もありませんが、
どうぞお役に立ててください。
どうか、異世界生活をお楽しみください。
ご健闘をお祈り申し上げます。
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―――そう、紙に書いてあった。
その紙を読み終えた俺は真っ直ぐに家に帰った。
就寝前ベッドで横たわりながら
紙を読み終えた時はあまり間に受けていなかったが、
時計のカチ、カチとなる音に合わせてどんどん
ワクワクとした感情を抑えきれず、
眠れない!と自分では思っていたが、
その後すぐに寝入った。
○△□
一通り思い出した記憶に笑みを浮かべながら
目覚めたときに記憶を整理するために
座っていた体勢を
再び床へと吸い込まれるかのように
寝そべりはじめた。
「〜〜ッ異世界だーーー!!」
横向きから仰向けになり、
力の抜けた手を天井に向かって突き出し、
喜びが混ざりながらも
欠伸をするかのように叫んだのであった。
こうして俺の異世界生活は始まったのであった。
お読みいただきありがとうございました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。
何度も修正して済みません。
(修正しすぎて自身の中で
ゲジュタルト崩壊が起こりそうです。)
次回お楽しみに。




