賑やかな街
人と人がすれ違い、仲良く話す賑やかな街。そこで主人公(譲渡された方)が冒険者ギルドに向かって歩いていく。
「あら、スティ。今日も依頼?」
「はい」
「ならこれも一緒に持ってきな」
ある商店街の1つ、果物屋のおばさん、、、んん”お母さんがスティにリンゴや梨などの果物を沢山渡し、にこやかな笑顔で送り出した。果物を渡された方のスティも少し困った様子ではあるが嬉しそうに果物を抱え歩いていった。
スティは賑やかな街を見る。
最初来た頃は全てが初めてで珍しい物がいっぱい見えていたのに今では見慣れてしまったな、、、あれからもう、5年経つのか、、、
そう、スティは主人公が譲渡されて、体に馴染むまでの間に街には慣れ、冒険者ランクもBまで上がっていた。スティが物思いに耽っている間に冒険者ギルドに着いた。扉を開けると昼頃というのもあり、冒険者ギルドは人がいっぱいいた。
「いらっしゃい、スティ。依頼を受けに来たのか?それとも飯を食いに来たのか?」
「依頼を受けに来たんだ。ファル」
受付人のファル。赤い髪に青色の瞳のスティより背が少し高い彼はスティがこの街に来たの時、道に迷っていたのを助けてくれた事がきっかけで2人は親友と呼べるほどに仲が良くなったのだ。たまに一緒に依頼をこなしてくれるいいパートナーでもある。
「依頼ねぇ、、、最近は薬草集めぐらいしか依頼はねぇぞ?」
「それで構わない。俺はみんなのヒーローになりたいからな!」
「そういえばそうだったな!ははは!でも、お前の夢にはもうひとつあっただろ?誰よりも強い冒険者になるって」
ファスは楽しそうに笑ってからスティがよく口にしている夢のひとつを言った。それを聞いたスティは少し恥ずかしそうにしてから小さく頷いた。
「そうなりゃ実践が1番だが、、、モンスター達は最近大人しいから討伐系の依頼はあまり来てないんだよな〜」
「確かに実践も必要だが街が平和なら俺は嬉しい」
「ま、確かに平和が一番か、、、」
「ヒーローになりたくて、強くなりたいならキラスの街に行ったらどうだ?」
その時、2人の会話に長髪の毛先が水色の白い髪の女性が後ろから割り込んで入って来た。驚きに2人が固まっているのを無視して、女性は話続けた。
「あそこは最近デモが起きててな、モンスターの討伐も進んでいないらしい。実戦、出来るぞ」
「あ、ありがとうございます、、、?」
急な話に戸惑いながらスティは一応(クエスチョン付きだが)お礼を言った。
「例はいらない。だが、情報提供したしキラスの街で依頼を受けて報酬貰ったらその3分の1を私に寄越せよ?」
以外と現金な女性はそれだけ言い残し、ギルドから出て行った。その後しばらく経ってから2人は目を合わせ、どちらともなく
「じゃあ行くか、、、」
と言った。
え?主人公渡したやつがこの街に来る?、、、これはまずい!!早く逃げなきゃ!、、、で逃げられたらどれほど良かったか、、、この街、今デモ起こしてるヤツらが自分たちが王様にバレないように住民たちを監視してるから外に出れないんだよなぁ、、、逃げたい、、、というかなんで視点が俺の方に来てんだよ、、、あいつのところに戻れよ
主人公(譲渡された方)は主人公(譲渡した方)がいる町へ向かう、、、次回主人公達が出会うのか、楽しみにしてください!




