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文庫本二冊

作者: シオリ

今日は日曜日。



仕事はなし。



午前10時。



外は晴れ。



早起きが苦手な私としては快挙。



理由は単純。



昨夜彼がうちに来るとメールをくれたから。



待ち遠しい気持ちが睡眠欲を上回ったみたい。



ソファーに座ってる私の手元には全4巻の文庫。



中身はレ・ミゼラブル。




――残り2冊。




「早く来ないかなぁ・・・」




これを読み終える前に。




私がコゼットにならないうちに。











今日は日曜日。




仕事はなし。




午前10時。




いい天気。




すでに遅刻。




今は電車の中。




理由は単純。




久しぶりに彼女に会えることでなかなか寝付けなくて、寝坊。




子どもみたいだな、俺。




手の中には携帯電話。




――あと10分。




「早く着いてくれよ・・・」




彼女から電話がかかってくる前に。




end.

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