キラとワカバの夢のまた夢、の巻
アホリアSSさまより
校門をくぐると、ワカバが手を振ってキラを呼んでいた。
ワカバ:キラ! おはよう
キラ:あぁ、おはよう。賑やかなところだな、学校というのは。
ワカバ:あのね、あっちで楽しい遊びをしているの。みんなおんなじだったらいいんだって。
アホリアSS様より
ワカバ:わぁ、そろった! お土産もらったよ!
キラ:よかったな。
ワカバ:キラもしてみて、きっと楽しいから。
キラ:え? いいよ、おれは……。
アホリアSS様より
ワカバ:キラ、がんばってね!
キラ:あぁ、うん……(何を頑張ればいいのか……)
ワカバ:グーとチョキとパー。わぁ、すごーい。みんな違う!
キラ:うん……多分失敗だと思うけどな(まぁ、嬉しそうだしいいか)
相内允希さまより
ワカバ:みてみて~! 似顔絵描いてくれるんだって!
キラ:描いてもらえば?
ワカバ:うん
………………
ワカバ:可愛く描いてもらえたよ!
キラ:よかったな
アホリアSSさまより
ワカバ:ここがわたしがお手伝いしたお店なの
キラ:へぇ。ワカバのお店なんだ。
ワカバ:うん! キラに飲んでもらうお薬のジュースを作ったの!
キラ:……くすり?
ワカバ:たくさんぐっすり眠れるように。後、おうち用にも作ったから、どうぞ。
キラ:……ありがとう。そうだな、ここじゃないともらえないものだったな
ワカバ:うん!
―――
タンバリンさまより
たくさんぐっすり良い夢を見たキラは、再び血なまぐさい闇の中へ。
あれは、夢だったのだろうか。
ワカバがあんなに笑うような、そんな未来を選べたならば……。
断末魔がキラの背後に響いて消える。
キラの現実はこちら側。
歌川詩季さまより
今日も彼は妖しく光るネオンの闇の中にある。
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ワカバ:わたしたちを描いてくださったみなさま。本当にありがとうございます。こんな未来があったかも、そんな夢を見ることが出来ました。みなさまにも良い夢が与えられますよう、ときわの森から祈っています。
※本編とは完全に違う内容ですが、流れ的には同じかなぁ、なお話にできました。皆さまがすごいです。そして、もしかしたら、渋り腹の男の子に「お腹痛くて眠れないなら、この薬あげる。ラルーが作ったからきっと大丈夫!」と言って渡したのが、ワカバかもしれないという妄想までしてしまいました……これは作者すら知らない呪いのお話?かも。(因みに、ワカバは魔女となった後から、死なない体になっています。毒を飲んでも死にません)
アホリアSSさま、相内充希さま、ふたりの文化祭の楽しい一日をありがとうございました。
そして、たんばりんさま、歌川詩季さま、裏稼業の本来の彼を描いてくださりありがとうございました。