キラは巻き込まれ体質?、の巻
幻邏さまより
キラの朝はなぜか寄ってくる犬猫にご飯をあげるところから始まる。
猫:なー
猫:にゃあうぅ
猫:くー?
犬:わん♪
何を言っているのか全く分からないが、ご飯を置くと喜んで食べる。
幻邏さまより
犬:くーん
やっぱり何を言っているのか分からないが、ちょこんと首をかしげてキラを見つめる変わった犬がいた。
昨夜の雨のせいで、道には水たまりが出来ていたので、もしかしたら、背中についている羽が濡れて困っていたのかもしれない。
そんな風に思いながら、彼についていく。
連れていかれた場所は、『肉屋』だった。
アホリアSSさまより
なんだか、してやられたような気もするが、肉屋が犬の意思でも分かるかのようにして、良い肉を勧めてくる。
肉屋:そうかい。こっちが食べたいんだね
キラ:(お前は犬の言葉が分かるのか? 絶対違うだろう?)
キラは握りこぶしを作りながら、しぶしぶ財布を取り出した。
豆月冬河さまより
本当に今日は、いろいろなやつに出会う。
なぜか、今度は記念撮影をしている学生どもに出会ってしまう。こいつらも学園祭に行く集団なのだろうか? しかも、その中の一人が渋り腹だ。
撮影前にいったい何を食ったんだか……。
とりあえず、知り合いの店に頼んで、トイレを貸してもらうことにした。
感謝はされるが、とにかく面倒くさい。今日はなかなか目的地にたどり着かないように出来ているようだ。
モモル24号さまより
そもそもの発端は、ワカバだ。
先日ときわの森の魔女の家にある図書室で、筆記の手伝いをした時のことだ。
何か渡したいものがあるからと、リディアスの学校まで来て欲しいと頼まれたのだ。
ワカバ:あのね、キラ。渡したいものがあるから五日後のリディアスの学園祭っていうのに、来て欲しいの。
キラ:どうしてそこに行く必要があるんだ? ここで今くれればいいことじゃないのか?
ワカバ:分からないけど……グレーシアが『好きな人に贈り物をする時は、学校のお祭りがいいのですよ』と言っていたの。わたし、キラのこと好きだし、だから、学校じゃなくちゃだめみたい。
キラ:……たぶん、いろいろ間違っていると思うけど……(そもそも、ワカバの好きはグレーシアの言う『好き』ではないだろう?)。……分かった、行くようにするよ。
アホリアSSさまより
本当は大した距離でもないのに、やっとたどり着いた。
どうやら、お祭りをしているというのは本当らしい。
学生生活かぁ……。
どんなことをしているのか、知っておくのも悪くないかもしれないな。
そう思い、キラは校門をくぐった。
次回、文化祭でデートをしよう♪(笑)
幻邏さま、アホリアSSさま、豆月冬河さま、モモル24号さま、ちょっぴりチャーミングなキラをありがとうございました!