描いていただいたイラストの紹介ですⅡ(ワカバ思い付く、の巻)
ワカバは記憶と過去を司る魔女。そして、ワカバを守る魔女ラルーと一緒にときわの森に住んでいます。
(本編は、設定として森に住んでいる魔女ではありますが、この内容はほぼ描いていません)
該当作品:「Ephemeral note」シリーズ全般
主に「過去を変える魔女と『銀の剣』を持つもの」「夢を見る世界」
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豆月冬河さまより
ラルー:あら、ワカバ、グレーシアのお茶会に誘われたのですか?
ワカバ:うん。レモンケーキをご馳走になって、とっても楽しかった。シアは良い子ね。魔女のことも全然怖がらなくって。
ラルー:そうですわね。あの子は父親に似てちょっと変わっていますから……。でも、よくよく考えてみれば、クロノプスの血を継いでいるのですから、魔女を怖がらなくても当たり前なのかもしれませんね。
ワカバ:そっかぁ。だから、キラも魔女を怖がらなかったのね。
豆月冬河さまより
ワカバ:帰りに記念の絵もくれたの。すごく嬉しかった。
ラルー:グレーシアは絵が上手ですものね。楽しく描いたのでしょう。
ワカバ:……
ラルー:どうしましたの?
ワカバ:わたしが上手に出来そうなこと考えてたの。
歌川詩季さまより
ワカバ:これくらいで良いのかなぁ……もう少し焼く? 焼きすぎ?
ラルー:(いったい何をしようとしているのでしょう? 少し見守ってみましょう)
ワカバ:でも、やっぱり、ちゃんと火は通しておいた方が良いよね。
ラルー:(確かに生焼けは、薬になるどころかお腹を壊しますわね……)
こすもすさんどさまより
ワカバ:えっと、薬草を煮出したこの水と、コウモリの血一滴。それから、アマガエルの涙と…………魔女の爪垢? そんなの入れて大丈夫なのかしら。
ラルー:(そんなものは入れない方が良いと思いますけれど……毒でも作る気なのかしら)
ワカバ:……とりあえず、もう一度しっかり手を洗って来た方が良いかも。キラがお腹を壊しちゃだめだものね。
ラルー:いったいどこから引き出してきたレシピか知りませんが、渡す相手が彼ならば……とりあえず、レシピを書き変えた方が良いかもしれませんわね……。これじゃあ、食中毒を起こして即死ですわね。
ひだまりのねこさまより
ラルー:ワカバ! 手元!
ワカバ:えっ、あっ!こぼれるところだった……
ラルー:いったい何を作ろうとしているのですか? そんなに眠るのも惜しんで。
ワカバ:うん、キラに安眠薬を作ってあげようと思って。いつも魘されてるって言うし。わたし、お薬なら作れるし。でも、出来れば美味しくしたくて。
ラルー:……。ワカバ……それは永眠の間違い……いいえ、ワカバの寝不足が心配ですから、わたくしはワカバの分を作りますわ。一緒に作りましょう。
ワカバ:ありがとう!
幻邏さまより
ワカバ:わぁ、ラルーすごい!
ラルー:包装は大切ですからね。
ワカバ:うん、とってもかわいい『ワカバ印』 キラも可愛いって思うかなぁ
ラルー:そうですわね。だから、絶対に間違えないで渡してくださいね。ところで、いつ渡すのです?
ワカバ:グレーシアの学校のお祭りで渡すの
ラルー:? そうなのですね。とにかく、間違わないでくださいませ。
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次回、キラの一日と……。
豆月冬河さま、歌川詩季さま、こすもすさんどさま、ひだまりのねこさま、幻邏さま、ワカバの薬作りを手伝ってくださってありがとうございました。




