萬緑の葉が舞い散る頃に。
こんばんは、先日ぶりですね。初めましての人は初めまして。残雪と申します。
今回の作品「萬緑の葉が舞い散る頃に」は厨二感マシマシにさせていただきました。
これを作ろうとしたきっかけは「〇〇の〇が舞い散る頃に」シリーズを作ろうとしたことと、友人の言葉ですね。おっと、前置きが長すぎましたね。続きは後書きで話しましょう。それでは「萬緑の葉が舞い散る頃に」お楽しみください。
俺の名前は唐木俊、東京にある大学でヒトの蘇生について研究してる。周りからは蘇生なんかできるわけないと散々バカにされている。そして俺の横にいるのが「甘井霜」だ。
若干14歳にして飛び級でこの
東京都立帝都大学医学部に合格した、俗に言う「天才」というやつだ。こいつも俺と一緒に蘇生について研究している。元々嫌われていたが、ここに来てからはその嫌われっぷりに拍車がかかっている。たまに培養槽を見て笑っていて非常に不気味だ。
「おい、ソウ」
「あ?なんだバカ」
「は?首へし折るぞ」
「そうムキになんなって、で?要件は?」
「第3培養槽の細胞が消えてるんだが、知らんか?」
「ああ、それなら取り出して観察してたら破裂したぞ」
「えぇ…(困惑)」
そんな感じで毎日実験に没頭してる日々を過ごしてる中、事件は起きた。
なんとも悍ましく、痛ましい災厄の事件が………。
20XX年6月29日ーー
「珍しいな、あいつが来てないだなんて。まいいか、寝よ。」
数日寝てなかったので眠気に抗えず俺は眠りに落ちた。
そして俺は数時間後に目が覚めた。
直後
「ん“っ“!?」
何か硬いもので後頭部を殴られ酷い痛みを感じたがタフネスに自信のある俺は殴ってきたやつの腕を掴み、驚愕した。そいつの腕はぐずぐずに腐っていたのだ。見上げるとそいつはゾンビだった。俺は引き出しに隠しておいたピストルでゾンビの頭を撃ち抜く。「パン」と乾いた音があたりに響く。
死んだことを確認して辺りを見渡す。
「研究室がめちゃくちゃだ…」
培養槽は割れ、資料はメチャクチャに破かれ、研究中の細胞も全てなくなっていた。
俺は急いで走り出した。
研究棟の廊下を全力で走っていると、化け物共がうじゃうじゃいる。
「これは、第3培養槽で培養に失敗したウィルス細胞に感染した人間!?
ソウがあの細胞は破裂したとかなんとか言っていたが‥」
そういえば最近ソウを見ていない…
早急に話を聞く必要がありそうだ。
俺はソウを探すため、全力で走り出した。
虱潰しに校内を走り回る。
「くそ!どこだ!おいソウ出てきやがれ!」
俺は大声で叫ぶが虚しくあたりに響くだけだ。走っているうちに最上階の理事長室前についた。
扉の奥から酷く禍々しい気配が漂ってきた。
俺は扉を蹴り飛ばした。
そこには血祭りになった理事長とゾンビの屍の山、そして理事長の席に座り笑っているソウの姿だって。
「やあ俊、思ったよりも早かったね。」
「ソウ、てめぇ…そこまで堕ちてやがったのか…」
「堕ちた?この僕が?これが本来の僕だよ」
俺のことを嘲笑うように見たソウは、手元の注射器を首に突き立てた。
中の液体が体内に入ると、ソウの見た目は
髪はピンクの短髪から白の長髪へ、白目は黒く、瞳孔は黄金色に染まり、額からは血よりも濃い真紅のツノが生えていた。
「なんだよ、その姿…」
「これは第2培養槽の突然変異した細胞を僕の手で進化させた、ヒトの細胞を邪鬼にする物だよ。簡潔に言うと超ドーピング薬ってやつだよ。」
なぜコイツはここまで天才なのだろうか?
悔しくて俺は歯軋りした。
それに比べて自分は何故、凡才なのだろうか
「おや?悔しそうだねぇ?」
「この惨事は…お前がやったのか?」
「ああ、そうだよ?それがどうかしたのかい?俊」
「なぜk「なぜこんなことをするのか…かい?」
「!?」
「ココロを読まれたことが驚きのようだね。一つだけ言うならば、これは人類の選別だ。」
「人類の……選別?」
「この200年で人類は増え、力をつけすぎた。だからこそボクが神に代わって間引くんだ。」
「なんだよそれ…」
「そろそろお喋りにも飽きてきたね、この状況を知ってしまった君には死んでもらうよ。ただ、この蘇生の研究は大いに役に立った。敬意を持って痛みを与えずに殺してあげよう。」
ソウは右手の怪しげな色をした液体の入った注射器を掲げた。
「これはボクが開発した全ての生き物の体内に入ったら最後、数秒のうちに死んでしまう液体だ。名付けるならば、“#SOU_3758”かな。」
「死ぬ?俺が?ははは、なんの冗談だよ。おい、やめろ!こっちに来るな!」
「お前ら、そいつを取り押さえろ。」
ソウが指を鳴らすと足元のゾンビたちが立ち上がり、俺を拘束してきた。
「やめろ!離せ!」
ゾンビたちは思っていた数倍は力が強く俺は少しも動けなかった。
その間にもソウはゆっくりと俺に近づき、遂には目の前に来た。
だが焦らすように俺に針を刺さずに観察している。
「はぁ、もう人生にも飽き飽きして頃だ。もういい、殺れよ…」
「諦めたみたいだねぇ?その全てに絶望したような顔、最高にゾクゾクするよ。
じゃあね、俊。来世では幸せになれるといいね。」
「へっ、お前にSっ気は似合わねえよ。」
その言葉を遺言に、毒液が体に入ると同時に俺は倒れ、意識が途絶えた。
「これで邪魔者は消えた、これから日本を足がかりにして人類の選別を始めよう!」
理事長室にはソウの甲高い笑い声が響いていた。
この数か月後、ある町で集団失踪事件が起こるがそれはまた別のお話。
大学の敷地内には腐臭が漂い、舞い散る萬緑の葉は血で染まっていた。
「ザザッ、えー、本日、東京都立帝都大学にて大量殺人起こりましたが死体は若い男性が1人だけで、原因は不明で警察が大規模な調査をしt…なんだ、え?ゾンビ!?やめろ、こっちに来るな!ああああaa………………………プツッ」
皆さんお疲れ様でした。いかがでしたか?
面白かったならお気に入り等よろしくお願いします。
前半で焦らした友人の言葉なんですが、
「いや僕はドSだが?だって主人公の親友が裏切ったとき、絶望した顔がたまらなく好きだからね」というものです。ちょっと笑いが止まらないですよね。
この言葉が妙に引っかかってこれを作るきっかけになりました。自称ドSの友達には感謝ですね(笑)
次回は「〇〇の〇が舞い散る頃にシリーズ」を書くか
また別のものを書くか迷っていて、受験も重なってくるのでしばらくお休みさせていただこうと思います。
それでは,華々しい結果報告と共に新作を書こうと思うので、皆さんは期待しといてください!それでは!




