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 カレシじゃないってば、と断ったあと、興奮したようにまくしたてる。




「レイン、風邪が治ったらダンスも歌もすごいよ! 元通りばっちり光ってる!」


 そこまで一気に話すと、その丸い瞳がなにかに思い至ったように見開かれた。


「あ、そうそう、お礼渡すの忘れてた。これ、次回の学外公演のチケットね。ぜったい来てよね」


「もちろんさ。楽しみにしていよう」




 ヒューはじっと、受け取ったチケットに視線を凝らす。


 生徒たちが考えたのだろうか。


 創意工夫を凝らした、オーストリアの山脈とそこに集う音楽一家を描いたデザインになっている。





「……ねぇファントムお兄さん。ほんとうにお金のためにミュージカリー・カップの鑑定をしてるの?」




「……」




 

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