表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

そこそこの底

作者: なおちか

今回も読んで頂きありがとうございます!

インスタントフィクションです。

なぜみんな高い所へ行くのだろう。高みを目指すのだろう。


登って、上って、昇って。疲れていく。


水が欲しいの?上から流れてくるから下にいればいいよ。


木の実も下に落ちるし、棚から餅だって落ちてくる。


苦しい、辛いって言うね。そりゃそうさ。そこは酸素が薄いんだから。


多くの人が死んでるね。落ちてさ。でも、下に来るのはいい事さ。辛くない。


ガミガミ、イライラ、グズグズ、クヨクヨ。


渦巻いてるそこの色は、汚い色のマーブリング。


そりゃ、ここまで色んな所を通った水は汚れてしまうさ。


でも、その水は僕らの物になるし、飲めるくらいにする事は出来る。


そこそこの底。


煙はあがっていく。それを見つめる。雲に重なり見えなくなる。


雨が降る。煙は消える。また、水が汚れる。さあ、おいでよ。

読んで頂きありがとうございました!

また次の作品も宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ