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私、崩壊  作者: 清水幸
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7 魔法をかけられて(その3)

 椿姫だけでなく桜子の追及も容赦なかった。

 「ちょっと心配だな」

 「なんで?」

 「だってあんた、ヤリモク男に騙されてるときの椿姫とおんなじ目をしてるもん」

 「彼はそんな人じゃない!」

 「じゃあ私がいくつかヤリモク男を見分ける基準を教えてあげる。――①三回目のデートまでにセックスした。②デートはいつもセックス中心。③歯の浮くような褒め言葉をたくさん言ってくる。④相手の家も職場も知らない。⑤男の方が5歳以上年下。⑥浮気の前科がある。⑦同棲を断られる。――まあ、この中で一つでも該当すれば要注意。三つ以上該当すればヤリモク決定。ヤリ捨てされる前に今すぐ別れな」


 ①出会って一時間後には私は非処女になっていた。

 ②というかホテルデートしかしたことがない。

 ③それが嘘なら私の恋も嘘になるんですけど!

 ④LINEをブロックされたら連絡しようがない。

 ⑤16歳差。彼が生まれたとき私は高校生。

 ⑥婚約者がいるのに親友の彼女とも関係していた。

 ⑦さっき提案したら保留にされた。


 三つどころかその七項目の全部に該当してるとはとても言えない……

 私はセックスだけが目的の男に魔法をかけられて、耳障りのいい言葉で心も体も酔わされて、お花畑の中をちょうちょみたいに飛び回ってるだけなの?

 「子どもじゃないんだから心配しないで!」

 怒って自分の部屋に戻ってきたけど、リビングを出るまで背中に突き刺さる二人の憐れみの視線が痛かった――


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