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「頭上」
頭上
迚も青いそらがひろがっている頭上
阿片にさえ似たひかりの感覚たち
感覚たちは更にわかれて分子を
そらのなかに散開さしてゆく
さあカマトトは終わりだよ
包丁を取っておくれだよ
そらを切り裂いてねえ
ひかりの臓腑を出し
じごくえずにして
ごぞうろっぷの
ジャングルに
してやるよ
僕は憎い
世の中
人間
道
お金
女の子
だけどね
もういいよ
ひかりはまだ
ぶきみなくらい
感覚を開いている
傷はアンテナになる
皮のなかとそとを結ぶ
青いそらの成分で出来た
アンテナが僕に成立してる
まるでまるでまるでまるで火
まるでまるでまるでまるで魔法
阿片にさえ似たひかりの感覚たち
迚も青いそらがひろがっている頭上




