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「忽焉」
忽焉
さきほど含羞と眼色がいっしょくたに
どちらもあかくあかくなった海の様
なまぬるい不随意な慟哭をくず籠
へと放り棄てそれからデニムを
透き通らせて君のもとへ歩く
照準をあわした緑は不条理
たどりついたファミレス
それは要塞なんだ本当
あかねいろの果肉を
きりきざむ食人鬼
旗をかざした肌
僕は窮鼠然と
怪獣映画を
あやめる
きもち
忽焉
線
結露
そうび
あやめる
不意に結実
する感情の実
それはそらいろ
神経は硝子の糸で
そこに気温変化にて
すずやかな玉が結ばれ
なにか澄みわたった状態
つみふかき光と漆黒を積み
積みくずしては積みくずして
いちごいろに変化するそらいろ
ああとってもあかくあかく海の様
ブラピとレオ様の映画がかかるから
モールに行こうよと君が肉を切断する




