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「化身」
化身
正直になろうとおもうほどさらに不条理
僕は人称を混濁させて秋を冬を瓶へと
硝子のそこへしずめてそのいきの根
ふうあり果てさせてあげる咲らう
わたくしと書いた僕の化身は猶
ラプラスの魔に倣らわせた貌
美術室に落ちたひかげに猶
僕の化身はみをしずめ唯
迷宮でまわる独楽の貌
まよいこんだ猫の色
ゆらめくさびしく
だけれど食べ物
おなかに收め
なみだの味
やみの味
不退転
燭光
詩
生死
精神病
味のやみ
味のなみだ
すなどけいと
僕がだました僕
鏡のうつしだす鏡
影がさらけだした影
さまざまいろいろを唯
言葉へともどさなくては
わたくしは月蝕がそうの様
かけてくろくゆらめくかわく
にくたいはなみだをながして唯
あわく蹌踉めく心血のみの仕組み
僕はそんなこと疲弊した神さまに昔
おしえてもらっただからこのように迄
わたくしはくずれゆくひかりにおどる唯




