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「八十九歳」
八十九歳
まじで胡麻油こぼして鬱まじ薔薇色
自主的にアァスクェイクをおこす
その様なきもち飛来しているし
薔薇色いりひ色のバベルの塔
わたくしのなかでぶち毀れ
理非のそとをあるくしか
なくなる八十九歳の為
不老不死をめざす為
いましめを刻む膚
それはひかる膚
わかさだけが
光ではない
蝋燭の光
光は雨
雨は
赤
の血
八十九
九十九折
やおよろず
胡麻油が光る
あゆみゆくゆめ
くゆりゆくけむり
めくるめくくらがり
官能まぼろし柔肌観音
条理をふみはずしていく
わたくしの靴はしわしわに
翅をはやした韋駄天となりて
二元原理に逃げ水となりて微笑
自主的にアァスクェイクをおこす
まじで胡麻油こぼして蹌踉と薔薇色




