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「北極星」
北極星
意味に意味は無いそのことだけは言って
おきたい足のうらを舐めたりはだかを
北極星みたいに感覚して歩きだして
それは徘徊ではなくて継ぎ目さえ
なくして降るひかりの雨だけど
そのことは伝わらないだろう
それより映画をみよう薄闇
のなかに身をしずめる為
ながれる映像をみる為
ではなくて薄闇の為
すると北極星だけ
鋭敏に感覚でき
わたくしの目
さめるかも
しれない
だから
きみ
君
そう
はだか
薄闇に肌
北極星の肌
ひからして唯
ひかりの雨を唯
ああ何故かなみだ
ずうとこらえていた
かもしれないなメロウ
そんな気分で徘徊と徘徊
徘徊と徘徊と徘徊とにかく
徘徊しつづけ足のうらは破壊
されてしまったのかもしれない
くやしいよね破壊されてゆく肉体
にんげんに与えられては破壊されて
じゃあ保護膜はいらない北極星だけだ
意味に意味は無いそのことだけは言うよ
了。




