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「恋活」「錐」「断食」
恋活
ねっかいという言葉を何故か脣は突く
無意味なビリヤァドの玉だ意味ない
そんな言葉はないし恋活に勤しむ
ねっかいとして神話世界ですら
浪漫模様だ人間はみな一角獣
それは事実ねっかいとした
脣に斜線と鍵とジッパァ
ひらいて結んでベッド
ねっかいとして徘徊
廃刊した雑誌を唯
月夜にまさぐり
みだらな気分
言葉あそび
無我夢中
ひだり
みぎ
了
。
錐
錐の様とがるきもちで肉をこする
透明感のある言語をつらねたら
すこし無我のいずみに浸れる
硝子で皮膚をおおうみたい
果敢ないいっしゅんの事
ぶちをかけた食卓の影
食べ物とぶつかると
見えない触角には
うつくしい火花
感覚にリボン
ブルブルと
肉詰め
脂肪
了
。
断食
カフカの書籍のタイトルのたにまに
身を流し断食という言葉をつかむ
角のない言葉だがある時はまた
それを球ではなくウニとして
感覚するのかもしれないし
すりばちの形状した日常
眼も貌も脣も擦り減る
食べ物をたべてても
断食している様だ
ひっこんでいく
内側へ外側へ
そんな感じ
感じてる
棘なし
ウニ
了
。




