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「叢雨」
叢雨
そこにないもよもよとした感じ
はなしことばが耳にとどけば
人というものは安心するが
少年少女のつばさはもう
シロップのうえに収穫
されつくしているし
髪の毛のかずなど
かぞえきれない
毛穴から覗く
あなたの心
空より青
毛抜き
叢雨
光
孤独
まちを
あるけば
精神医療の
瓶の壁の様な
不具合にあたる
わたくしは遮断機
をすりぬけるタイプ
むもくてきに前もみず
まるだしであるいている
それがよくないのか濡れ鼠
はなしことばが鼓膜に蓋する
そこにないもよもよとした感じ
了。




