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ちいさな部屋に死す
にんげんの肉に皮膚をつけて、部屋で
息をしているけれど、鍵を、しめて、
あけて、それで、お金を貯めたり。
ジップロックの作りおきおかず。
いぬを飼って、うんちを流して
、それ皮につくといやだから、
紙を皮の前につけて取るよ。
そうやって、そうやった。
いぬは食べものを食べ、
にんげんは醤油など、
ビンにつめて紫を、
太陽の下におく。
きりきりきりと
皮膚が乾いて
だまされて
いる内に
時間が
朧。
死
。紫
は。死
のあとも
のこるよ。
吸収された
皮膚のカスが
アカスリの色を
変えて汚くして。
ことばは音や絵で
ほんとうは皮の先に
とどきにくい。人妻の
あしのあいだには泉が。
神さまの光は泉より暗い。
ちいさな部屋に死す。主語は
だれのためのものでもないから
ここには書かないでおくね。余白
のあいだににんげんが息をしてる。
にんげんの肉に皮膚をつけて、死す。




