待ち合わせ(強制)
「君がタチバナ君だね?」
「そうですね」
「君たちには密航の容疑がかかっている今日はそれを晴らすために審査させてもらう」
「密航ですか……」
「ここでは人目につくからね、取調室に来てくれ」
3人が後ろを振り向き歩き出す、このまま逃げてもいいかもしれないがここは素直についていく。
「なんか気持ち悪い」
建物の中に入りしばらく進むとサヨが珍しく不満を表す。
「何があったの?」
「いろいろ遮断されて気持ち悪い……」
「じゃあ切るか」
「そうだね」
青かったサヨの顔が徐々に戻っていったが不満そうではある。
「狭くて悪いがここで試させてくれ」
「はぁ構いませんが」
案の定というかサヨと別室の狭い部屋に案内された、こんな部屋は刑事ドラマでしか見たことが無い。
「さて、君たちはどこから来たのかな?」
「日本の東京から来ました、日時は正確に覚えてません気が付いたらいきなりこの星にいました」
こんな所で嘘を話す必要はない、あえて言うなら膨張するくらいだろう。
「……ふむ二ホンか」
日本の名前を出した瞬間に顔が険しくなる。
「何か不味い事いいました?」
「いや……、少しまっててくれ」
尋問していた人が立ち上がり部屋の扉近くにあるパソコンをいじりだす、せっかくいろいろ言おうと思っていたのに少し惜しい気持ちになる。
「ひとまず君たちの容疑は晴れた」
溜息をついてやる気なく席に座る、いったい何があったのだろう。
「でもしばらく拘束させてもらうよ、規則だからね、期間もそんなに長くないはずだから安心してくれ」
それから寮のようなところで何かの職員と一緒に暮らしを強要された、食事も無料で提供され敷地の範囲であれば時間の制限なく行動でき、割と不自由ない生活を送っていたが防犯カメラが死角なく配置されているので少し落ち着かなかった。
その代わりに見せつけるようにサヨと思いっきりイチャイチャしてやった。
「お前たちに面会だ」
数日たったある日に朝食が終わった直後に半分強制的に職員につれられ最初に尋問された部屋につれていかれる。
「はじめましてかな」
そこには黒目黒髪の日本人の顔した人物がいた、おそらく今回会う予定の転生者だろう。
「そうですね」
「君たちには早速で悪いけど強力してほしいことがあるんだ」
自分達も転生者と思っているようで最初から少し心を開いているようだ。
「なんですか」
「地球奪還作戦さ」
「……は」




