呼び出し
レースも終わり、数日が経過するとジャンの周り寄り付く人がいなくなると、
「じゃあ俺は故郷に帰るわ、納屋は好きに使ってくれて構わないよ」
と言ってくれたのでしばらくはココを拠点にしようと思う。
そもそもレースに勝利したがこの世界に来た目的は別のため転生者を探さないといけないである、ジャンを見送りに空港らしき所に行くとジャンを載せた機体は宇宙に飛んでいった。
つまり人が住んでいる範囲がかなり広いということだ。
「サヨって宇宙行けたっけ?」
サヨは慌てた表情で横に高速で横に振っている、どうやら無理なようだ。
「この星に転生者がいればいいけどなぁ」
「そうだね」
それか宇宙に行く手段があればいいが……。
「暫くココから情報収集しかないかな、幸い食料はまだあるし……、同じ味だけど」
日本で食べ歩きなどをしているせいで美味しくない食べ物が続くと精神が持つか不安ではある。
いつも通りインターネットは使えるので転生者らしき人物を探してみるが、この世界は人口が今までで一番多いのでこの世界に疎い自分はあいまいな検索しかできず、見つけることができなかった。
「あれぇ、どうしよ」
果たして転生者と合流できるだろうか。
情報が集まらないまま翌日になりどうやって探すか悩んでいるとポストに何かが投函される音がした、ジャンに連絡する方法は聞いていないのでジャンが帰って来た時に知らせるしかないだろう、とりあえずどんなものが来たかだけ確認するために確認してみると、赤い封筒で送り主は長い名前で宛先はジャンではなくタチバナになっていた。
「僕宛っすか」
この世界に自分に対して何かを送られる覚えがなかったため、驚いたが日本から何かという可能性があるので深く考えずに開封してみる。
「徴兵?」
内容は軍に参加しろとの内容で3日後にジャンを見送った空港に来いとのことでそれ以外の内容は書かれていなかった。
そもそも宇宙まで出るだけの科学が発展した世界で赤い紙で徴兵というのが違和感しかない、しかしこの世界の常識と言われてしまえばそれまでなのである。
とにかく今はこの指示に従って空港に行くしかないだろう、最悪緊急脱出を使えばいいので当たって砕ける思いで挑む、それまでは暇になったのでサヨで遊びながら時間をつぶすことにした。
3日が経ち、空港に向かうと礼服を着た男性とその左右に銃を構えた完全武装の人物が2人いた、なんだか歓迎している雰囲気はない。
「君がタチバナ君だね?」
「そうですね」




