大気圏の中なら問題ない
仕事が終わり休日も過ごした後に再び仕事に臨む。
「今回の仕事はもしかすると長丁場になるかもしれません」
今回はいつにも増して真剣な表情をしている。
「それはいつか来ると覚悟しておりました」
「そうですか、では今回向かう世界では魔法が存在しないのでくれぐれも人目があるところで魔法を使用しないでくださいね」
「わかりました、気を付けます」
前世では魔法が無い事が当たりまえだったのと魔法が生活の一部になっているわけではないので問題はないだろう、それに身体強化の魔法程度なら気づかれる事や感知されないのでその辺は活用していこうと思う。
「サヨも大丈夫?」
「う、うん……」
サヨは自身なく答える、日常生活ではそこまで問題ないだろうが戦闘になると魔法に頼りきっているので咄嗟に魔法を使ってしまう可能性があるためハッキリと返事が出来なかったのだろう、自分の咄嗟に魔法を使う癖がついているため正直自分の自信があるかといわれると揺らぐ。
「そんなに構えなくても大丈夫ですよ、行く世界はココよりも科学技術が進んだ世界ですのである程度は誤魔化せるハズです」
それを聞いて自分もサヨも少し緊張が解ける、最悪の手段ではあるが緊急帰還すればなんとかなるだろう。
「あ、今回もいくつか装備を支給しますね」
前回のリュックに続き本当にありがたい、いただいた物を装備すると体にしっかりとフィットし真っ直ぐな姿勢になれる、全体重量はそこそこあるが全体に分散しているので特に思いと感じることもない。
「すごいですねこれ」
「そうでしょう、こういった装備はまずこっちで試験運用してから販売するので今販売されている物より3世代先なんですよ」
異世界に派遣する以外にもいろいろ開発しているらしい、そういえばサヨのロボットの修理もしていのでいろいろやってそうだ。
「じゃあいってらっしゃい」
もう何も言うまい……。
「どこ?」
科学が進んだ世界と聞いていたが到着した地点は岩と砂しかない荒野だった。




