意思を持った人では無い物は人権を得る事ができるか
少しづつ休憩しながら進んで行き、いかにも怪しい要塞にたどり着いた。
「ここまで自分は悪ですと宣伝しているのは無いな…」
「あきらかに気持ち悪いね」
「こういうのは外から撃つのに限る」
ゲームじゃないのだからわざわざ向こうの土俵に立つ必要はない。
「砲撃状態で外側から破壊できるかな?」
「弾の残りが少し心もとないけど帰ったら補充すれば良いから大丈夫だよ」
サヨの横に大きな銃が出現しサヨの背中とケーブルで接続させる。
「そんなギミックがあったのか」
「今回はエネルギーが欲しいから直付けしてみたの」
少し恥ずかしそうに背中の接続部分を見せる、思ったよりもしっかりと固定されていた。
「あ、今回目がやられるかもしれないから保護しててね」
サヨの胸元からサングラスを取り出す、そんな所に入るものなのか、ひとまずサングラスを受け取り装着する。
「じゃあ撃ちますね」
「あぁ」
音の無い光線が要塞に命中で徐々に融解していき、要塞を貫通した所で光線が終了した。
「どうだろ、この程度で終わってた拍子抜けするけど…」
いったいサヨは何に対して不安になっているんだろ…。
要塞に空いた大きな穴から次々とサイボーグ軍団と思われるロボットがあふれ出てくる。
「あとはアレらを確個撃破すれば終わりかなぁ」
「さすがに私でもあの数はしんどいかな…」
「まぁあの数はそうだよな」
あふれ出てきたロボットは軽く千を超えるほどで人1人守りながら戦闘をするのはキツイだろう。
自分も少しだが戦闘はできるのでおもちゃの見た目をしている銃を取り出す、前回はサヨの武装を借りたが今回はフル装備の方がいいだろう。
「多少なりとも自衛は出来るし、この辺で隠れているよ」
「なら安心かな…」
近くの岩場に移動する、その間にサヨは光量の多い砲撃で自分が補足されないようにしてくれているようだ。
自分が隠れるのを確認したサヨは翼を広げて飛びだす。
両手に銃を持ち周囲に盾を2枚出現させる、盾からも推進力が出ているのか左右に動きながら撃墜していった、自分もたまに銃で援護する。
暫くして、ロボットを8割ほど破壊したあとよろけながらこちらに帰ってきた。
「どうしたの?」
「魔力と残弾が無くなったぁ」
弱弱しい声で抱き着いてくる、体重を全力でかけてくるので何とか支える。
「残りどうしようか」
ロボットの数が減っているのかこちらに来る様子はなく、こちらを警戒しているようだ。




