サイボーグ軍団の理念
「サイボーグ軍団はどの方向にいますか?」
「街から外れていけば野生のロボットとかに遭遇するけど、その密度が高くなっていくとサイボーグ軍団の本拠地だと思う」
「その探し方が一番早そうだね、ありがとうございました」
「うん、僕も久々に話が出来て良かったよ」
転生者の家をあとにする。
「よしサヨ、探しに行くぞ」
「えーめんどくさいー」
「移動中はなるべく早く移動したいから、サヨにしがみついて高速で移動したいなー」
「なんだか俄然やる気がわいてきたぞー」
その場で屈伸や簡単な運動を始める、ここまで扱いやすいとは思っていなかった。
「さあ!」
準備運動が終わったのか両手を広げて笑顔にしている。
「その構えは?」
「翼が背中にあるから背負うのはできないから前からだっこするしかないんだよ」
「じゃあしょうがない」
サヨに思いっきり抱き着くとサヨの鼻息が荒くなり体温が上昇する、人外なので42度以上に熱くなっている。
「…行こうか」
「はぁあい」
背中から翼を広げゆっくりと浮かびあがり真っ直ぐに進む、サヨが周囲に障壁のようなもの出しているのか風を受けたりすることはない。
街から外れると今にも自壊しそうなロボットがうろついておりゲームの世界のような気がしてくる。
「これはあまり見ていて良い気分になるものではありませんね」
サヨが滅多にしない神妙な顔をしていた。
「せめてこのまま安らかにしてあげたいなぁって…」
「今後に影響がなければいいかな、時間も一応あるっきゃあるし」
「ありがとうございます」
1度自分を地面に下してから視界に入るロボットを全てを一瞬の内に破壊してまわった。
「役割も無く彷徨うのは悲しいことですから」
今にも泣きそうな顔になりながらも自分を抱えて浮かぶ、道中で発見したロボットを空爆しながら進んでいる、だんだんとサヨの顔が表情が消え涙があふれていた。
「感情移入しすぎで飲まれてない?」
「…そう、かもしれません…」
サヨは小さな声で相当参っているようだ、頭を撫でると少しマシになったようだ。
「ちょっと休みたいな」
「わかった」
サヨの顔色だけが悪くなってきたので自ら提案して休むことにした、ゆっくりと地面に着地し近くの岩にもたれかかる。
少し休むとサヨの顔色がマシになりハグを要求してくるので大丈夫だろう、サヨの欲求を満たしてから出発する。
自壊しぞうなロボットを破壊しながら進んでいく、進んでいくにつれてロボットの数が増え、いまにも壊れそうなロボットからなんとか修理できそうなロボットやちょっと手直しすれば何とかなるレベルの物まで現れ始めた。
サヨはそれらも全て涙を流しながら破壊していく。




